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12月19日-09号
12月19日-09号

  • "生活保護の不正受給"(/)
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  1. 習志野市議会 2019-12-19
    12月19日-09号


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    令和 1年 12月 定例会(第4回)      令和元年習志野市議会第4回定例会会議録(第9号)-----------------------------------◯令和元年12月19日(木曜日)-----------------------------------◯議事日程(第9号)  令和元年12月19日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議案第76号ないし議案第94号並びに受理番号第30号ないし受理番号第33号、受理番号第35号及び受理番号第36号について(委員長報告~採決) 第3 発議案第1号ないし発議案第3号について(提案理由の説明~採決)-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 1.諸般の報告 1.会議録署名議員の指名 1.議案第76号ないし議案第94号並びに受理番号第30号ないし受理番号第33号、受理番号第35号及び受理番号第36号について(委員長報告~採決) 1.発議案第1号ないし発議案第3号について(提案理由の説明~採決) 1.市長挨拶 1.閉会-----------------------------------◯出席議員(30名)   1番  入沢俊行君     2番  荒原ちえみ君   3番  平川博文君     4番  藤崎ちさこ君   5番  宮内一夫君     6番  中山恭順君   7番  市角雄幸君     8番  宮城壮一君   9番  佐野正人君    10番  立崎誠一君  11番  谷岡 隆君    12番  布施孝一君  13番  清水晴一君    14番  田中真太郎君  15番  高橋正明君    16番  市瀬健治君  17番  央 重則君    18番  鮎川由美君  19番  荒木和幸君    20番  木村 孝君  21番  木村孝浩君    22番  真船和子君  23番  小川利枝子君   24番  清水大輔君  25番  相原和幸君    26番  飯生喜正君  27番  関根洋幸君    28番  斉藤賢治君  29番  佐々木秀一君   30番  宮本博之君◯欠席議員 なし-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長       宮本泰介君   副市長      諏訪晴信君  政策経営部長   竹田佳司君   総務部長     市川隆幸君  協働経済部長   片岡利江君   健康福祉部長   菅原 優君  都市環境部長   東條 司君   こども部長    小澤由香君  消防長      高澤 寿君   企業管理者    若林一敏君  業務部長     秋谷 修君   教育長      小熊 隆君  学校教育部長   櫻井健之君   生涯学習部長   斉藤勝雄君  総務部次長    花澤光太郎君-----------------------------------◯議会事務局出席職員氏名  事務局長     岡村みゆき   議事課長     篠宮淳一  議事係長     西川 彰    副主査      飯塚宏樹  副主査      牧田優弥    主任主事     清水隆之-----------------------------------     午前10時0分開議 ○議長(田中真太郎君) これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は30名であります。よって、会議は成立いたしました。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(田中真太郎君) この際、諸般の報告をいたします。 まず、監査委員から昨日付で例月出納検査結果報告の提出があり、これを受理いたしましたが、それはお手元に配付したとおりであります。 次に、本日、発議案第1号が入沢俊行議員外5名から、発議案第2号が谷岡隆議員外4名から、発議案第3号が荒原ちえみ議員外6名から提出され、これらを受理いたしましたが、それらはお手元に配付したとおりであります。 これにて報告を終わります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(田中真太郎君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、         5番  宮内一夫議員及び         6番  中山恭順議員 を指名いたします。----------------------------------- △議案第76号ないし議案第94号並びに受理番号第30号ないし受理番号第33号、受理番号第35号及び受理番号第36号について(委員長報告~採決) ○議長(田中真太郎君) 日程第2、議案第76号から議案第94号まで、並びに受理番号第30号から受理番号第33号まで、受理番号第35号及び受理番号第36号を議題といたします。 本件に関し委員長の報告を求めます。 総務常任委員長真船和子議員。登壇願います。     〔総務常任委員長 真船和子君 登壇〕 ◆総務常任委員長(真船和子君) 総務常任委員会に付託された、議案7件、陳情1件の計8件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第78号習志野市森林環境譲与税基金条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員から質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、森林環境譲与税について、本市への譲与見込み額を伺う。また、基金の使途としてどのような施策を検討しているのか。 1、環境教育の所管課はどこか。また、公共施設における木材の利用についてどのような検討がされているのか。 1、森林環境税の財源について伺う。また、同税を国民一人一人に一律1,000円を賦課すること及び各自治体への森林環境譲与税を人口割で配分することについて、当局の見解を伺う。 1、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の制定に際し、審議会等において、温室効果ガスの排出者に対する負担が議論されたことを当局は把握しているか。 1、本市において、未来を見据えた森林整備等は可能なのか。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、2名の委員より反対の討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第79号習志野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、議案第86号PFI事業契約の変更について(大久保地区公共施設再生事業)を申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、習志野大久保未来プロジェクト株式会社との契約書、第67条サービス対価の改定に基づく契約金額の変更について、詳細な説明を求める。 1、引き渡しを受けた一部施設の施設整備費の分割払い分の金利が確定したとのことだが、なぜ今確定なのか、説明を求める。 1、北館の別棟部分の引き渡し時期について伺う。また、引き渡しを受けた際、金利の変更はあるのか。 1、金利変動による契約金額変更の議案を上程する時期の見通しについて伺う。また、契約満了までに金利の変更が3回必要ということだが、その理由を伺う。 1、本案が可決された場合、今後、維持管理費及び運営費に係る物価の変動による契約金額の変更は議決が不要となるという理解でよいか。また、なぜ契約後1年以上経過した今、そのような変更を行うのか。 1、建築費等の価格の変動に合わせた契約金額の変更とは何か。 1、近隣他市における同様の事例について伺う。 1、給食センターと公民館・図書館では運営に大きな違いがあると考えるが、物価変動の考え方を同じとしてよいのか。 1、物価変動による契約金額の変更を行う場合、議会に提案したほうがしっかりと確認ができると考えるが、当局の見解を伺う。 1、本事業の契約を行う際のコンサルに、当時から、物価変動による金額変更の議決を不要とすることについて相談していたのか。 1、施設で働く方の人件費の変動について、議会に諮ることで迅速な対応ができなくなると当局は考えているのか。 1、人件費以外のインフレの指標について伺う。 1、適切な人件費の支払いのチェック方法について伺う。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より反対の討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第88号財産の処分について(芝園二丁目市有地)を申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、当該地における年間の維持・管理費を伺う。 1、東京建物株式会社土地利用計画を伺う。 1、不動産鑑定書に新駅建設を触れることで、さらに有利な条件で売却できたのではないか。 1、従業員の確保のしやすさにおいて、駅からの距離が考慮されるとのことだが、売却時期をおくらせてもよかったのではないか。 1、当該地の売却益はどのように活用するのか。また、公共施設再生基金に積み立てた場合、どのような目的で利用するのか。 1、現在の公共施設再生基金の残高を伺う。 1、宮本市政において、どのくらい市有地が売却されたのか。また、不動産の売払収入で122億円の効果額ということだが、今後の市有地の有効活用について当局の見解を伺う。 1、売却した市有地が物流倉庫になることについて、当局の見解を伺う。 1、近隣公園となったほうがよいと考えるが、いかがか。 1、隣接地は給食センターであるが、環境汚染等の配慮はされるのか伺う。 1、仮契約において、所有権移転後10年間の転売禁止を盛り込んだ理由を伺う。 1、茜浜・芝園地区において、地区計画区域となっていない地域の現状について伺う。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より反対の討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第92号ないし議案第94号について申し上げます。 これら3件の議案につきましては、市議会議員の議員報酬及び職員の給与等に関する内容ですので、一括して審査を行いました。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員から質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、本案に係る職員団体との交渉内容について伺う。 1、市議会議員及び特別職の期末手当の改定について、市民の目も厳しい状況の中で、人事院勧告にのっとった引き上げを行うことに、どのような配慮をしたのか。 1、宮本市長の給与等について、1期目において3割減を公約としていたが、2期目以降、もとに戻した理由を伺う。また、1期目の条例改正の提案理由において「私の任期中に限り」とある。しかしながら、現在も宮本市長自身はかわっていないことから、もとに戻す必要はないと考えるが、当局の見解を伺う。 1、職員団体からの人事院勧告の完全実施の要求に対し、どのような対応をしたのか伺う。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、逐一採決の結果、議案第92号及び議案第93号については、いずれも賛成多数により可決すべきものと、議案第94号については全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、受理番号第31号ボートピア習志野を廃止し、明るく希望の持てる街づくりを求める陳情について申し上げます。 本陳情について、当局に参考意見を求めた後、一委員より、立体駐車場において発生したお客様の車のリアガラスが割られた事件について、犯人は逮捕されたのかとの質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものに決しました。 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。     〔総務常任委員長 真船和子君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、都市環境常任委員長央重則議員。登壇願います。     〔都市環境常任委員長 央 重則君 登壇〕 ◆都市環境常任委員長(央重則君) それでは、都市環境常任委員会に付託されました議案4件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第81号習志野市建築関係手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正内容について伺う。また、市庁舎は、同法に適合した設備となっているのか。 1、市庁舎は、省エネルギー化の徹底が日々実行されているか。また、庁内の電力消費量等の推移について伺う。 1、建築物エネルギー消費性能基準の詳細は明示されているか。また、どのような建築物が対象となるか伺う。 などの質疑があり、当局の答弁を受けました。 なお、質疑の過程において、一委員より、 1、市庁舎において省エネルギー化の徹底を日々実行していただきたい。 1、庁内の電力消費量等の記録を残し、エネルギーの節約に努めていただきたい。 等の要望がありました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、議案第84号訴えの提起について(改良住宅明渡等請求事件)を申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、相手方の家賃滞納の状況や、居住の実態について伺う。 1、行方不明となった相手方を訴えるとのことだが、どのような内容で訴えるのか伺う。また、職権で住所等、行方の確認は行ったのか。 1、仮に明け渡し判決後に相手方の家財道具が室内に残っていた場合、その処分費用の請求先はどうなるのか。 1、本件について同様の判例はあるか。また、顧問弁護士に相談したか伺う。 1、居住実態の確認に当たり、室内には立ち入ったのか。また、生活状況等の確認を行ったのか伺う。 などの質疑があり、当局の答弁を受けました。 なお、質疑の過程において、各委員より、 1、訴えの提起をする場合は、判例を調べたり顧問弁護士に相談したりなど万全の体制をとっていただきたい。 1、相手方が安全に暮らしているかも含め、警察や福祉部門と協力して解決を図っていただきたい。 などの要望がありました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、議案第89号市道の路線認定についてを申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、認定する路線は、将来どの程度の幅員の都市計画道路となるのか。 1、都市計画道路3・4・8号整備事業の事業期間及び事業費について伺う。 1、都市計画道路用地の取得状況について伺う。また、用地にかかっている家は残り何軒か。 1、用地取得に当たり、地権者に対しどの程度の説明をし、理解を得ているのか伺う。 1、都市計画道路の整備によって、谷津6丁目のコミュニティーが南北に分断される心配がある。歩行者の横断の手段等について伺う。 などの質疑があり、当局の答弁を受けました。 なお、質疑の過程において、一委員より、 1、現在、道路用地にかかっている家に居住している人は高齢者もいることから、丁寧に説明をし、移転先も確保できるようにしていただきたい。 1、都市計画道路の整備に当たっては、地権者だけでなく、周辺地域の住民も納得ができるような形で進めていただきたい。 などの要望がありました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、議案第90号指定管理者の指定について(谷津干潟自然観察センター等)を申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、観察センターで生き物を展示する場合の費用負担について伺う。 1、谷津干潟ワイズユース・パートナーズの構成員であるNPO法人生態教育センターは、ふだんどのような事業を行っているのか。また、従業員数、指定管理者としての実績について伺う。 などの質疑があり、当局の答弁を受けました。 なお、質疑の過程において、一委員より、生き物の展示など、展示物等をリニューアルする際の費用負担について、指定管理者と契約締結前にある程度の話し合いをし、よりよい観察センターにしていただきたいとの要望がありました。 質疑終結の後、一委員より賛成の討論があり、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 以上で、都市環境常任委員会の報告を終わります。     〔都市環境常任委員長 央 重則君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、協働経済常任委員長鮎川由美議員。登壇願います。     〔協働経済常任委員長 鮎川由美君 登壇〕 ◆協働経済常任委員長(鮎川由美君) 協働経済常任委員会に付託された議案3件、陳情2件につきまして、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 議案第80号習志野市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、一委員より、自転車等駐車場年間利用整理手数料の改正について、周知の方法及び時期を伺うとの質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、議案第85号固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについてを申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって同意すべきものと決しました。 次に、議案第87号財産の取得について(JR津田沼駅南口第二自転車等駐車場建物)を申し上げます。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、質疑、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、受理番号第30号「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」の採択を求める陳情について申し上げます。 本陳情について、当局に参考意見を求めた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、核兵器禁止条約の批准を求める意見書等の採択をした千葉県の3議会はどこか。 1、アジアの国のうち、核兵器禁止条約の批准国はどこか。 1、平和首長会議の内容及び加盟都市について伺う。 1、千葉県の3議会で意見書が採択されているが、千葉県内で話し合いなどの横のつながりはあるのか。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものに決しました。 次に、受理番号第35号平成27年7月8日に申請期限を迎え、既に4年以上経過した今現在、「特別永住者の制度(以下、新制度)」に基づき、習志野市内の特別永住者に対し、外国人登録証明書を一刻も早く「特別永住者証明書」に切り替えて貰う(≒日本(にっぽん)で暮らす以上、わが国が取り決めた制度(ルール)に速やかに従って貰う)ために、国に対し意見書の提出を求める陳情について申し上げます。 本陳情について、当局に参考意見を求めた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、習志野市市民ハンドブックの「特別永住者の届出」という項目の記載内容を伺う。また、2019年度版でわかりやすく改められたのか。 1、陳情書に記載のある特別永住者証明証の資格管理における習志野市と入国管理局の部分について、事実関係を伺う。また、現在も同じ状況という認識でよいか。 1、特別永住者が通称名を使用している実態を当局は把握しているのか。また、その人数を伺う。 1、特別永住者が届け出をしない場合の罰則について伺う。 1、外国人登録書と在留カードの違いについて伺う。また、切りかえに費用はかかるのか。 1、陳情項目の中に、「縦割り行政の改善の為にも、国に対し自治体と相互連携し新制度を推進するよう意見書を提出してください」とあるが、当局の見解を伺う。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、賛成なしにより不採択とすべきものに決しました。 以上で、協働経済常任委員会の報告を終わります。     〔協働経済常任委員長 鮎川由美君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、文教福祉常任委員長布施孝一議員。登壇願います。     〔文教福祉常任委員長 布施孝一君 登壇〕 ◆文教福祉常任委員長(布施孝一君) 文教福祉常任委員会に付託されました議案3件、請願・陳情3件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第82号習志野市教育機関設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、大久保地区公共施設再生事業に伴い実施した集約対象施設跡民間活用に関する意識調査を地域限定とした理由を伺う。また、集約対象となる施設は、市内全域からの利用があると考えるが、当局の見解を伺う。 1、調査対象地域における15歳以上の居住者は何人か。また、調査票の回収率が低いと感じるが、当局の見解を伺う。 1、市民の3割が公共施設の再生を支持しないという調査結果について、当局の見解を伺う。 1、施設集約後、新施設において活動を継続することが困難になるという声があるが、当局の見解を伺う。また、利用者の足の確保をどのようにしていくのか。 1、老朽化したものを壊して、新たに近代的な施設にかえる。公共施設のスクラップ・アンド・ビルドという形態をとっている。このとき、今まで利用していた人たちの立場はどうなのか。新しく建てられた施設の利用者の見込みはどうなのか。 1、民間活力の導入で何が発生するのか、何が一番期待されるのか。考え方を説明されたい。 1、指定管理者制度の原点は費用対効果ではないか。最大の目的は経済合理性にある。この制度は、人件費を初めとするコストダウンができるか否かということがポイントになる。今後、屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館を閉館する。直近の年間の利用者数はどのくらいか。 1、閉館する屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館などの利用者が、今度、プラッツ習志野に向かうのかどうか。新たな施設の利用者になるのかどうか、見通しはどうか。 1、今の屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、それからゆうゆう館、利用者はおおむね、このプラッツ習志野を利用するだろうという推計にあるとしている。確認したい。この利用者のフルコスト計算はしているのか。お尋ねしたい。 1、このプラッツ習志野には、建設費とランニングコストを含めて72億円の初期投資をしている。たくさんの人が利用すれば税金の投資効果は大きくなる。利用者が多ければ、利用者1人当たりのフルコスト計算は低くなる。プラッツ習志野フルコスト計算書の予定段階と決算段階での作成を要求する。どうか。 1、15年前、指定管理者制度を導入しようと政府・自民党が決めた最大の理由は、公務員の数を減らしたいということにあった。民間水準の労使関係で運営してもらいたい。特に人件費の部分で指定管理効果が出ているのか、フルコスト計算書の提出を待ちたい。指定管理者制度を導入することで、指定管理料が固定費になる。指定管理料はインフレスライドの対象になるのかどうか。お尋ねしたい。 1、指定管理者からインフレスライドの求めがあれば、それに応じていくという契約になっているということか。確認したい。インフレスライドの部分の契約条文を抜粋して、資料として提出されたい。 1、それぞれの施設の閉館後の跡地利用はどうなるのか。屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館の土地面積、建物面積、解体計画、今後の利用目的を資料で提出されたい。 1、屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館の跡地の土地の売却計画があるのかどうか。お尋ねしたい。 1、ゆうゆう館とあづまこども会館は解体して跡地活用を考える。跡地活用を考えるときに、民間への売却を予定しているのか。あるいは、今後新たな公共用地として活用していくのか、この大きな方針についてお尋ねしたい。 1、土地の売却に伴う財源確保のあり方については、もう繰り返し議会を通じて問題提起してきている。Aの業者は71億円を提示し、Bの業者は56億円を提示した。ところが、Bの56億円の安値の事業者が土地を落札している。なぜこういうことが起きるかというと、入札方式がプロポーザル方式だった。今度の芝園公園売却は一般競争入札だった。財源確保を目的とした売却ならば、競争させて一円でも高いところに売るのが経済の合理性の基本原則となる。そのためには一般競争入札が一番効果がある。財源確保の売却を考えているのであれば、一般競争入札をこの場で要求したい。答弁を求める。 1、貸し付けについても、やはり相場の貸し付けをしてもらわなければいけない。過去の保育所、あるいは特別養護老人ホームの社会福祉法人の経営母体に対する貸付・売却について、一部改善された。しかし、財源確保だったら貸し付けにはならない。答弁を求める。 1、公有地の土地貸し付けでは、財源にならない。公共用地を貸し付けてもリターンは知れている。財源確保というビジョンを持っているのであれば、売るしかない。この跡地利用のあづまこども会館とゆうゆう館の土地面積、建物面積、公示価格、基準地価、実勢価格、路線価、固定資産税評価額、この視点からコスト計算をしたい。資料を提出されたい。答弁を求める。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より反対の討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第83号習志野市青年館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてを申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、藤崎青年館が廃止され、建物が町会に移管された後、利用者が限定されないように、市と町会で協定書を交わしていただきたいが、いかがか。 1、青年館は、提案理由によると8施設あった。8施設の土地利用の現状がどうなっているのか、お尋ねしたい。 1、解体して更地になっている跡地があるのか。確認する。 1、解体すれば当然更地になる。財源確保で、これは売ろうと思えば売れる。そういう財源確保の候補地になり得るような旧青年館跡地の説明が今ここで欲しい。答弁を求めたい。 1、ほかの公共用地として活用しているのはいい。解体で更地になっている土地の固定資産税評価額、公示価格など、一物五価について同じように資料を提出されたい。答弁を求める。 1、青年館は、昭和42年から吉野孝市長時代に提案されている。総括として、この青年館の行政サービスの効果をどのように評価してきているのか。お尋ねしたい。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より反対の討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 次に、議案第91号指定管理者の指定について(習志野市習志野文化ホール)を申し上げます。 本案について、当局より提案理由の説明を受けた後、各委員より質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、指定管理者の選定に当たり、公募を行わなかった理由を伺う。 1、習志野文化ホールの事業報告書と決算書を見た。この文化ホールは、企業会計と違って、財務内容は不採算事業ではないか。当初から、運営費助成という税金で経営してきたという履歴がある。従来の運営費助成の総額は、累積どのくらいになっているのか。お尋ねしたい。 1、これまでに習志野文化ホールに87億5,000万円もの税金を投入してきている。これが習志野文化ホール経営の現実ではないか。この新庁舎は89億円で、文化ホールの累積赤字額は新庁舎1個分に匹敵する。公的資金が、この文化事業に投入されている。指定管理者制度を導入することで果たして改善されるのか。経済の合理性が文化ホール経営で数字となってあらわれてくるのかどうか。見通しについてお尋ねしたい。 1、文化事業は金がかかる。指定管理料は7,800万円ぐらいになるのか。 1、年間、指定管理料は1億4,700万円に達する。指定管理の最大の目的は費用対効果にある。役員報酬、職員給与、臨時雇用の方の賃金などに経済性が本来期待されなければならない。「指定管理者になりました。費用対効果はどうなのか、変わりません」。これでは、本来の指定管理者制度の目的は達成できるとは言えない。どう考えているのか。 1、文化事業で不採算事業だということは、当初から重々承知している。給料、待遇ではなく、市民に喜んでもらえる施設として努力してもらえればそれでいい。ここで指定管理者制度の原則論をこの施設に要求するつもりはない。ただ、累積で既に公的支援で87億5,000万円も出してきている。十分な努力を今まで以上にしてもらいたい。どうなのか。 等の質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より賛成の討論があり、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 次に、受理番号第32号駅前案内図に史跡・文化財・記念碑の表示を求める請願について申し上げます。 本請願について当局から参考意見を求めた後、一委員より、屋敷貝塚出土品の現状と今後の取り扱いについて伺う。また、このような場所を駅前案内図に掲載してほしいという意見があるが、当局の見解を伺うとの質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって採択送付すべきものと決しました。 次に、受理番号第33号及び受理番号第36号について申し上げます。 これら2件は、生活保護に関する陳情でありますので、一括して審査を行いました。 本陳情について、当局より参考意見を求めた後、一委員より、受理番号第36号の陳情本文にある事例は、陳情者が記載した内容であるか伺うとの質疑があり、当局の答弁を受けました。 質疑終結の後、一委員より反対の討論があり、逐一採決の結果、いずれも賛成なしにより不採択すべきものに決しました。 以上で、文教福祉常任委員会の報告を終わります。     〔文教福祉常任委員長 布施孝一君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、一般会計予算特別委員長相原和幸議員。登壇願います。     〔一般会計予算特別委員長 相原和幸君 登壇〕 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) 一般会計予算特別委員会に付託されました議案1件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 議案第76号令和元年度習志野市一般会計補正予算(第3号)について申し上げます。 本案は、歳入歳出予算に、歳入歳出それぞれ5億1,047万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ646億2,791万円4,000円とするものであります。 審査に入り、当局から補正内容について説明を受けた後、質疑に入りました。その主なものを申し上げます。 1、鷺沼市街化調整区域の測量方法及び費用負担について伺う。また、地権者の財産確保の観点から、一筆ずつ測量すべきと考えるが、いかがか。 1、地権者に対し、きちんと縄伸びの説明を行い、測量方法を諮るべきと考えるが、当局の見解を伺う。 1、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業における縄伸びの率を伺う。また、実測をした4件の縄伸びはどれぐらいであったか。 1、鷺沼台2丁目地区土地区画整理事業における縄伸びの率及び市の補助額等について伺う。 1、鷺沼地区土地区画整理事業における土地区画整理組合の設立時期を伺う。また、設立までの諸費用を市が負担する必要はないと思うが、いかがか。 1、鷺沼地区土地区画整理事業において、これまで市が負担した費用の累計額及び今後の見込み額を伺う。 1、鷺沼市街化調整区域の地権者に対し、減歩や換地など、今後生じ得ることについて、説明をきちんと行っているのか。 1、台風等による住宅被害について、最新の被害状況を伺う。また、罹災証明書の申請期限はいつか。 1、被災住宅修繕緊急支援事業について詳細を伺う。また、対象者への周知は徹底されているのか。 1、強い農業・担い手づくり総合支援交付金について詳細を伺う。また、交付金の対象となる農業者及び集荷場の被害状況を伺う。 1、市内の農作物の被害状況を伺う。また、農作物の被害に対する国や県の補助はないのか。 1、交通安全施設整備事業について、対象となる交差点の数と具体的な場所を伺う。 1、谷津干潟自然観察センター等指定管理料の設定について、当局の見解を伺う。また、前回の公募時との差額は幾らか。 1、谷津干潟自然観察センターの充実のため、指定管理料以外に市が負担していくという考えはあるか。 1、放課後児童会の支援員について、予算上の見込み人数及び現状について伺う。 1、今後、放課後児童会をふやす予定があるか。 1、放課後児童会の支援員数について、直営・民営それぞれで必要数を試算しているのか。また、民間で賄うべき人数について、仕様書上はどのように定めるのか。 1、放課後児童会の支援員の今後の待遇について、当局の見解を伺う。また、賃金や労働条件について、民間も含め近隣市町村の実態調査をしているのか。 1、民営化された放課後児童会の人員配置及び質の確保の状況について、当局でチェックしているのか伺う。 1、民営化された放課後児童会で障がいのある児童を受け入れる場合、当局との話し合いの場は適切に設けられているのか伺う。 1、公設の放課後児童会の職員の中には、民営化された放課後児童会の職員とのつながりがないと感じる人もいるようであるが、当局の見解を伺う。 1、公設の放課後児童会と比較して、民営化された放課後児童会は指導員等の確保ができている原因について、当局の見解を伺う。 1、放課後児童デイサービスの利用者がふえているとのことだが、現状と今後の見通しについて伺う。また、発達支援が増加していると聞くが、その状況について伺う。 等の質疑があり、それぞれ当局の答弁を受けました。 なお、質疑の過程において、各委員より、 1、鷺沼市街化調整区域の地権者に対し、区画整理事業の仕組みを十分に理解できるように責任を持って説明をしていただきたい。 1、台風等で罹災された全ての方に、市の財政的支援が行き届くよう努めていただきたい。 1、農作物の被害に対し、国や県の補助対象となるよう要望していただきたい。 1、谷津干潟自然観察センターの運営について、指定管理者任せにせず、市で予算を確保しながら谷津干潟の保全に取り組んでいただきたい。 1、放課後児童会に関し、支援員の確保と生活保障の観点から、引き続き待遇改善をしていただきたい。 1、会計年度任用職員制度への移行に当たっては、放課後児童会の支援員が皆納得できる待遇としていただきたい。 1、直営の放課後児童会においても、経験ある職員が長く働ける制度を構築していただきたい。 1、放課後児童会の支援員の確保のため、労働条件については適切にしていっていただきたい。 等の要望がありました。 また、質疑終結の後、一委員より反対討論があり、採決の結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 以上をもちまして、一般会計予算特別委員会の報告を終わります。     〔一般会計予算特別委員長 相原和幸君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、特別会計予算特別委員長斉藤賢治議員。登壇願います。     〔特別会計予算特別委員長 斉藤賢治君 登壇〕 ◆特別会計予算特別委員長(斉藤賢治君) 特別会計予算特別委員会に付託されました議案1件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 議案第77号令和元年度習志野市介護保険特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 本案は、歳入歳出予算2億6,790万4,000円を追加し、歳入歳出の総額を120億4,826万9,000円にしようとするものであります。 本案について、当局から提案理由の説明を受けた後、質疑に入り、各委員から質疑がありました。その主なものを申し上げます。 1、国庫・県支出金過年度分返還金における介護給付費及び地域支援事業費の詳細について伺う。 1、利用できるサービスの周知は徹底されているか伺う。 1、介護保険の補正額は2億6,790万4,000円になった。過去5年間の、この12月の時期の補正額の数字を知りたい。 1、介護保険は税金と利用者の負担で成り立っている。現状は、ほぼ五分五分になっている。政府・自民党は、この8月から介護保険の仕組みの見直し作業に着手し始めた。介護保険制度は、来年になると20年目になる。介護保険の負担率の見直しを考えざるを得ない段階に来ている。どの程度、習志野市は情報を得ているのか。お尋ねしたい。 1、基本は負担と給付の再点検にある。今後、現状でいくと、国民の医療費負担よりも介護費の負担のほうが負担増になる。介護保険の運営主体は市町村、国民健康保険の運営主体は千葉県に移行した。運営主体が市町村レベルでいいのかという議論が必ず起きてくるのではないか。介護事業のコントロールは、介護保険課でやっているのか。 1、介護保険課と高齢者支援課の正規の市役所公務員数の現状を説明されたい。 1、介護保険料の構成比が21.7%になっている。国が19.7%、支払基金交付金が25%、診療報酬支払基金交付金の5年分の推移について知りたい。 1、診療報酬支払基金交付金の交付額の動向はどうなのか。診療報酬支払基金からの交付額は27%ルールがあるのか。お尋ねしたい。 1、何を根拠とした27%ルールなのか。診療報酬支払基金の交付額の割合は、いつ、誰が決めたのか。後ほど資料で提出されたい。 1、習志野市の介護保険は、他市との比較がわかりやすい。千葉市・船橋市・市川市・浦安市などと比較することが、習志野市の介護保険の現状を客観的に知る手がかりになる。歳入歳出部分の構成比がどうなっているのか知りたい。特に、歳出部分の保険料の給付費が、習志野市は89.4%の構成比になっている。他市の状況を調査、報告してほしい。 等の質疑がありました。 質疑終結の後、討論はなく、採決の結果、全員賛成をもって可決すべきものと決しました。 以上で、特別会計予算特別委員会の報告を終わります。     〔特別会計予算特別委員長 斉藤賢治君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。通告がありますので、通告者から質疑を許します。3番平川博文議員。
    ◆3番(平川博文君) 最初に、一般会計補正予算の委員長にお尋ねをします。 この、先日の台風の影響は、千葉県内に甚大な被害をもたらしました。その対応について、森田千葉県知事は、危機管理能力について厳しい世論にさらされています。 習志野市ですが、この補正予算では、台風第15号による被災住宅修繕緊急支援事業として、国・県・市で住宅費として5,400万円ほどが予定されています。この件について、申請手続、申請期限についての質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) ただいまの質疑に対し、委員長の答弁を求めます。相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) はい。平川議員の質問にお答えいたします。 被災住宅修繕緊急支援事業に関しましては、補助の対象範囲に関する質疑や、台風第15号等による罹災証明を交付した方々に対し、申請手続や補助内容に関する案内を行うかどうかといった質疑が行われました。なお、申請期限に関する質疑は行われませんでした。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 罹災証明については質疑が行われた。ただ、申請期限については特になかったと、こういうふうに受けとめました。 台風の第15号では、この補正で5,000万円ほどが予定されている。今回の台風はワン・ツー・スリーですからね。台風第15号、第19号、これについて補正は、予備費補正で3,000万円が計上されています。 さて、ワン・ツー・スリーの台風の第21号については、どんな支援がなされるのか。質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) 御質問の台風第21号につきましては、個々の災害に対して具体的にどのような支援がされるのかというような質疑は行われなかったと認識しております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 台風の、このワン・ツー・スリーですね。第15号、第19号、第21号、この3つがやはりカバーできなければならないものと思いますよ。台風第21号についての質疑がなかったということであれば、それはそれで受けとめます。 次に、区画整理事業ですが、鷺沼の土地区画整理事業の今回の補正で基準地点の測量を行うと。今後さまざまな測量が行われていくわけですが、特にこの基準地点測量を含めてですけれども、どのような入札方法で測量事業が行われるのか。質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) はい。今の御質問の測量の入札方法に関する質疑は行われませんでした。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 別の機会に、こういったことは触れていきたいと考えております。 それで、いつごろ千葉県知事から区画整理事業の設立認可を得るつもりなのか。この点についての質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) 組合設立の時期に関しては、質疑は行われました。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) まあ、それが委員長の報告ですから。 ここが大事なところだ。大事なところになるんですが、土地区画整理事業は、長期間にわたって変動する地価のリスクを抱えながら経営していかなければならない、不安定な事業と言われています。不安定な事業なんですよ、土地区画整理事業というのは。千葉県内で失敗事例は幾らでもあります。JR津田沼は、それに比べると、結果はごらんのとおりです。千葉県内で失敗事例はたくさんあります。ひどい場合には、地権者が破産するケースもあるわけです。リスクの大きい事業ですね、土地区画整理事業は。 JR津田沼駅南口のときには、たまたま土地価格はミニバブルの状態にありました。ミニですよ。ミニバブルの状態にあった。運もよかった。この鷺沼の土地区画整理事業は、さて、どうなるんだろうか。地価変動のリスクについての質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) はい。地価変動に関する質疑は行われませんでした。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) この部分がこの事業の生命線ですから、別の機会にお尋ねすることになります。 それで、じゃ、その危険なこのリスクをどうやって回避するのかという手段がありますよ。手段があるんです。どういう手段かというと、資金計画を安定させるためには、地価変動のリスクの少ない、小さい、先行売却という方法が有効になります。先にマネーを、土地を先行して売って、先に集金していくんですよ。先行売却という方法が、極めて土地区画整理事業では有効に働きます。先行売却についての質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 相原一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) はい。そのような先行売却についての質疑は行われなかったと認識しております。以上です。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) まあ、土地区画整理事業はこれからですから。これから各議員の考えが深まるものと期待しています。 それで、総務常任委員長にお尋ねするんですが、JR津田沼駅は、土地区画整理事業に伴って、見違えるような都市景観になりました。ごらんのとおりです。先刻御承知のとおり。 それで、このすぐ隣接地に、自転車駐車場を財産の取得という形で行っていきます。今回は、JR津田沼駅南口の自転車駐車場の建物を4億7,000万円程度で、三菱地所、野村不動産、三井不動産などから取得します。 平成25年11月12日に、宮本泰介市長は、財源確保を理由に、市議会の議決を前提条件とした土地売買契約書を締結してきました。財源確保を目的としたJR津田沼駅前の超一等地を、プロポーザル方式で15億円も安値の事業者に売却してきました。 これまでの、この土地の経過についての質疑は行われましたか。お尋ねします。総務常任委員長かな。 ○議長(田中真太郎君) いや、協働経済ですから、鮎川協働経済常任委員長。 ◆協働経済常任委員長(鮎川由美君) はい。そのような質疑は行われなかったと認識しております。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) ないということでした。 次に、このJR津田沼駅南口の2,344坪の市有地は、JR総武線本線の津田沼駅から徒歩3分という、とても希少性の高い土地として、千葉県内で、習志野市だけじゃなくて千葉県内で広く知られていました。業界では、不動産業界や、特にディベロッパーですね。建設業界では注目の場所だったんです。広く知られていました。 宮本泰介習志野市長は、財源確保と言いながら、先ほども申し上げましたが、15億円も安値の売却価格で処分しました。そして今回、自転車駐車場の建物を4億円以上で買い取る。また、買い取りですから寄附じゃない。寄附されるならオーケーですよ。開発事業者から、ディベロッパーから無償で寄附しますというんだったらオーケー。ところが、これは4億円以上で買い取るんですよ。経済合理性の視点からの質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 鮎川協働経済常任委員長。 ◆協働経済常任委員長(鮎川由美君) はい。経済合理性の視点からの質疑は行われなかったと認識しております。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 大久保地区のPFI事業について質疑がありますが……     〔私語する者あり〕 ◆3番(平川博文君) 何ですか。何かぶつぶつ言っている人がいるけど、何ですか。     〔私語する者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 続けてください。 ◆3番(平川博文君) 議長、困りますね。 まあ、このぐらいにしておきましょう。 ○議長(田中真太郎君) 終わりですか。 ◆3番(平川博文君) ええ。 ○議長(田中真太郎君) 総務はいいですか。 ◆3番(平川博文君) 総務常任委員長。ああ、芝園があったね。これだな。これはやっておかなきゃいけない。総務常任委員長があるね。総務常任委員長はどこなの。 ○議長(田中真太郎君) 真船和子議員です。 3番平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) はい。芝園2丁目の市有地の売却です。これも不動産の売却ですね。 宮本泰介市長は近年、財源確保を名目に、市有地の土地売却を加速させています、財源確保を名目に。この議案の芝園2丁目、産業業務街区にある4,242坪の公園の売却は、一般競争入札で行われました。この入札時期や不動産鑑定内容に関しての質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 真船和子総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(真船和子君) はい。平川議員の御質問にお答え申し上げます。入札時期につきましては、物流施設の従業員の確保の面から、売却時期をおくらせてもよいのではないかという質疑がございました。また、不動産鑑定内容につきましては、新駅建設について触れられていないことに対する質疑がございました。以上でございます。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 新駅について若干指摘があったと。その新駅については、この芝園2丁目の市有地に関して、不動産鑑定の2者は新駅に対する記載がされていませんでした。この記載がされていなかったということについて、この視点からの質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 真船総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(真船和子君) ただいま申し上げましたとおり、そのような視点からの質疑につきましては行われたということでございます。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 行われた。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 真船総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(真船和子君) はい。新駅に関する記述がなかったという、この視点からの質疑は行われました。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 不動産鑑定士の報告書に新駅についての記載がなかったということについての質疑はどうでしたか。確認します。 ○議長(田中真太郎君) 真船総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(真船和子君) はい。そうですね。不動産鑑定書の部分のところでございますけれども、ここの中では、今後予定されている新駅の建設ということに触れられないで価格が鑑定されたということでございます。その話の部分で、土地の価格を考える上で大きな失点だったと思うというような内容についての質疑がございました。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 質疑が行われたと理解しました。 この市有地売却では、平成31年3月の当初予算における不動産売払収入で22億4,136万7,000円が計上されていました。ちょうど私たち、地方選挙の真っ最中でしたから、見落とされた方もいたかもしれません。予算書には22億4,136万7,000円が計上されていた。 今回、一般競争入札が行われて、東京建物株式会社が52億300万円で落札しました。52億円ですよ。予定額の2.3倍で売却することになったわけです。予定額の2.3倍というとかなりなものですから。ですから、新駅ができることの条件と、実勢価額の当初の予定価格ですね、実勢価額ではなく、予算の予定価格の当初の22億円の評価が実は甘かったのではないかと、この土地の評価が。2.3倍というけども、最初の土地評価が実は甘かったんではないかと、こう思われますが、この視点からの質疑は行われましたか。お尋ねします。 ○議長(田中真太郎君) 真船総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(真船和子君) はい。御質問にお答え申し上げます。当初の評価が甘かったのではないかという、この視点からの質疑でございますけれども、この視点からの質疑も行われました。以上でございます。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員。 ◆3番(平川博文君) 行われたということでした。 このぐらいでいいかな。以上です。 ○議長(田中真太郎君) これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。通告がありますので、通告者から発言を許します。1番入沢俊行議員。登壇願います。     〔1番 入沢俊行君 登壇〕 ◆1番(入沢俊行君) それでは、討論を行わせていただきます。私は日本共産党を代表して、議案第86号PFI事業契約の変更について(大久保地区公共施設再生事業)と、議案第88号財産の処分について(芝園二丁目市有地)の2件に反対、請願・陳情受理番号第30号「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」の採択を求める陳情書に賛成の討論を行います。 まず、議案第86号です。 提案理由は、プラッツ習志野オープンにより、南館と北館の一部をスターツなどの大久保未来プロジェクト株式会社から引き渡しを受けたことから、契約に基づいて金利を見直したこと、あわせて、維持管理費と運営費が今後物価変動によって金額が変わったとしても、その契約額の変更を市議会の議決事項にしないという変更をするものです。 このPFI事業の契約についてですが、株式会社PFIネットという、PFIについていろいろ情報提供をしているサイトがありますが、ここに行って、アドバイザリーの役割について、PFI契約のアドバイザリー契約の役割について、次のように解説をしています。「アドバイザリーの必要性は現在のところ、自治体毎にまちまちの状況といえる。中にはアドバイザリーは不要という自治体もあるようである。アドバイザーを選定せずに、PFI事業を行う事はもちろん可能ではあるが、ファイナンス、VFMの算出の部分では行き詰まってしまうことが多いと考えられる。仮に、その2つも自治体内部で処理できたとしても、契約交渉の段階ではまず行き詰まってしまうであろう。なにしろ契約交渉にたけている民間は弁護士をつけてくるであろうし、一方今まで契約交渉を行ったことのない自治体は民間に対抗する術を持たないため、不利な契約を結んでしまう恐れが大となってしまうからである」、このように述べています。 このアドバイザリー契約について、PFIの研究をして、さまざまな書籍・論文も出している尾林芳匡弁護士、私も繰り返し紹介させていただいていますが、この尾林弁護士が、PFⅠが全国で始まる中で、契約事項等が大変複雑だということで、専門の弁護士がアドバイザリー業務を引き受ける中で、大変高額な契約金額を取っているということを指摘しています。 プラッツ習志野の場合はどうでしょうか。大久保地区公共施設再生事業のアドバイザリー業務として、日本経済研究所、プラスPM、長島・大野・常松法律事務所が受託をしましたが、契約金額が約1,400万円となりました。 まず疑問なのは、なぜこの時期に、維持管理費と運営費が今後の物価変動によって金額が変わったとしても、その契約額の変更を市議会の議決事項にしないというPFI事業の契約の変更を行うのかということです。 もし当初から、当局が言うように、働く方々の賃金を迅速に、そしてこれからのサービスに転嫁できるという必要性を認めていたのであれば、当初からそのような契約を締結しておくことが必要でした。契約のアドバイザリーを受託した弁護士は、横浜市でもPFI事業の実績があります。当初の契約の考え方が今大きく変わってしまったのではないでしょうか。また、賃金の変動は当然あることですが、年4回の議会の議決を待てないほど差し迫った変更というものがあるのか、大変疑問を感じます。 そもそも、このPFI事業の契約が大変複雑でわかりにくいということが大きな問題となっています。大久保未来プロジェクトとの仮契約の段階で資産管理室長は、「現在仮契約をしているこの契約書、非常に厚くなっております。そういう意味で、この仮契約を結ぶに当たって、私どもはコンサルを立てております。そのコンサルの中に、法律にたけた、法律の専門家ですね。この方もこのアドバイザーの中に参画をいただいております。相手方が民間の企業の方でございますし、企業にはそれぞれ専門の顧問会社、弁護士がおります。その方々と対等に渡り合うためには、私どもしっかりとしたチェックが働くような形でコンサルティングをかけておりますので、御安心いただきたい」と説明していました。 しかし、事業の内容の説明では、プロポーザル方式で「民間の事業者、設計者の設計のノウハウが入っていると。こういうことから著作権が生ずるということから、相手のほうからの提供というか提示については御配慮願いたいと、こういうことが申し入れされた」と述べています。これは相手側というのはスターツですね。スターツから、開示しないでほしいと、著作権があるんだということを言っていたわけです。それに対して具体的な例を示すべきだということは、再三、契約前の段階から議会でも言われてきたわけですが、これは、当局は要求水準書に基づいた発注をしていると、民間のノウハウに期待するという説明を繰り返してきました。 こう言ってきたわけですが、じゃ、実際にプラッツがオープンしてどうなのかというと、利用した方の御意見ですね。一般質問でもさまざまな御指摘がありましたが、駅から下り坂がきつ過ぎて怖いとか、市民ホールの階段、座席ですね、きつ過ぎるとか、舞台の袖がなくて演者が使いにくいなどの不満が次々と聞こえてきています。市がちゃんと契約内容、また仕様に責任を持って発注しない性能発注の方法をとったからこそ、受注業者が利用者の要求する仕様を無視した設計になってしまったのではないでしょうか。 先ほど紹介した尾林弁護士は、次のように指摘しています。民間事業者の判断で、斬新なデザインを競ったり、特殊素材を用いたり、吹き抜けがあるとか、ガラス張りやじゅうたん敷きなど、本当に必要なのかと思われる施設がPFIでは多くある。プラッツ習志野も、同じように問題を抱えてしまったのではないでしょうか。 そもそも、庁内でPFI手法を導入するかを検討するPFI導入検討委員会が開催されずに、大久保地区公共施設再生計画へのPFI導入が決められてしまいました。PFI手法のこれらの契約が大変煩雑で、内容も民間業者に丸投げをしてしまうというPFI事業の特性をしっかりと検証していれば、このような問題点は回避できたのではないでしょうか。 PFIの問題点を指摘して、議案第86号に反対します。 次に、議案第88号芝園2丁目市有地の売却についてです。 この議案は、約1万4,000平方メートルの市有地を52億300万円で売却をしようとするものです。 反対の理由は、京葉線新駅の開設がこれから進められる中で、周辺地域の様子が大きく変わり、土地の価値も今後上昇することが期待される中で、今売らなくてはいけないのかということです。 先ほど平川議員から、総務常任委員会のやりとりが質疑で紹介をされました。総括で平川議員が、この新駅の問題、不動産鑑定価格の問題を取り上げていましたので、私も勉強させていただきまして、先ほどの総務常任委員会で質疑があったというのは、私が平川議員に倣って質問をさせていただきました。     〔「よくやったね」と呼ぶ者あり〕 ◆1番(入沢俊行君) ありがとうございます。 それで、本当にああ、なるほどなと思いました。駅、あの地域の状況が大きく変わるということは、もう広く市民が知っている状況なんですよね。何でそんな基本的なことが取り上げられていないのかということなんですが、そもそも宮本市長が進める公共施設再生計画によって、この土地の売却が今進められていると。平川議員が先ほど、加速していると言いましたが、本当に加速をしていると思います。次から次に市民の財産である市有地が売却をされています。宮本市長就任以来、この土地の売却が、総額で122億9,130万5,000円にもなります。 地方自治法の第1条の2では、地方自治体の役割を「住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と定めています。市民の財産、市有地をどのように活用するのか、住民の福祉の増進になるのかを考えるのが習志野市役所の仕事です。あいた土地と見れば次々と売り急ぐのは大問題です。習志野市役所は不動産業者ではありません。市有地は、利潤を得るための資本でもありません。土地は、一旦売却してしまえば戻ってくることはありません。仮に、買い戻せば、さらに多額のお金がかかってしまいます。市有地の売却は慎重に検討するべきです。 市役所跡地の売却も、今後大きな問題となります。宮本市長は9月議会で、「目的については、これはもう財源化です。これはもうはっきり言いますけど」と断言をしています。さらに振り返ると、2013年12月議会で宮本市長は、「公共施設再生計画基本方針では、未利用地については売却あるいは貸し付けなどによる有効活用を行い、財源の確保を実現することとしておりますので、庁舎跡地につきましても売却し財源化を図ります」と断言しています。売却をするということを、もうこの時点から言っています。次から次に市有地を売却する計画は、市民の皆さんと一緒になってやめさせて、真に有効な活用方法を一つ一つ考えていきたいと思っています。 以上の理由から、市有地の売却について反対します。 最後に、受理番号第30号です。 国連総会は、今月12月12日、軍縮問題に関する決議の採択を行い、核兵器禁止条約の批准を加盟国に求める決議が、反対41、棄権16、賛成123カ国の圧倒的な賛成多数で採択されました。昨年に続き、加盟国の約3分の2の圧倒的多数の意思が示されています。 2017年7月に採択された核兵器禁止条約は、核大国による妨害や圧力にもかかわらず、批准が34カ国となり、発効に必要な50カ国まで、あと16カ国に迫っています。署名国も80カ国にまで達しました。国連総会では、多くの国が禁止条約を支持し、条約が核兵器廃絶の流れに勢いを与えています。 総会では--国連総会ですね。総会では、中距離核戦力全廃条約の失効などをめぐり、アメリカ・ロシア、アメリカ・中国が非難し合う場面もあり、多くの国が新たな軍拡競争への懸念を表明しました。 核使用をちらつかせて核戦力の近代化を競い合う核保有国の動きは大問題です。重要なのは、核保有国が共通して依存する核抑止力論を放棄させ、核兵器の禁止と全面廃絶へと足を踏み出させることです。 来年は、核不拡散条約再検討会議が開かれます。総会でも、核保有国も合意してきた核兵器廃絶の約束や、NPTの核軍縮交渉の義務を強く迫る発言が相次いでいます。 被爆国・日本政府の姿勢にも大きな問題があります。広島と長崎を先月訪れたローマ教皇が核兵器廃絶への強いメッセージを発したことは、国際的にも大きく注目されました。ところが、日本政府は禁止条約を拒否し続けています。国連総会では、核保有国の意向に沿い、禁止条約批准を求める決議に反対した上、核兵器廃絶の主張を弱める決議案を提出し、非核保有国から批判されました。今こそ日本政府が唯一の被爆国として核兵器廃絶の先頭に立つことが必要であり、核兵器廃絶条約への参加を強く求めます。 以上で、3件の議案、陳情への討論を終わります。     〔1番 入沢俊行君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、2番荒原ちえみ議員。登壇願います。     〔2番 荒原ちえみ君 登壇〕 ◆2番(荒原ちえみ君) 私は、日本共産党を代表して、議案第82号習志野市教育機関設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定についてと、議案第83号習志野市青年館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について反対の討論を行います。 議案第82号の提案理由は、大久保地区再生事業によりプラッツ習志野を整備することで、屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館を閉館するために条例の一部を改正するというものです。 習志野市は、公共施設再生計画で、教育委員会が管理する教育機関を含め、公共施設の首長部局による一元管理を目指して資産管理室を設置し、再生事業を進めています。公民館は、住民の自由な学びが保障され、その学びの自由を通して住民自治力を高めていく社会教育施設です。その公民館を廃止していく公共施設再生計画が、市民にとってよいことなのでしょうか。習志野市は、習志野市文教住宅都市憲章をうたっています。社会教育行政の役割を市民と一緒に確かなものとしていくことが大切なのではないでしょうか。 令和元年5月の習志野市市民意識調査・大学生意識調査結果報告書、平成30年10月から12月に行われた調査ですが、「公共施設再生について」を見てみますと、老朽化した施設の再生を含む市の公共施設再生計画について知っていますかでは、「今回初めて聞いた」が最も多く49.4%、次いで「聞いたことがある程度」が27.3%、「少しだけ内容を知っている」が14.3%、「内容まで良く知っている」は2.9%です。6月22日の船橋よみうりでは、市民に浸透していないことが明らかになったとまとめています。 大久保地区公共施設再生計画の段階から廃止対象とされたあづまこども会館の利用者からは、「近くの子どもの居場所を奪わないで」という声があります。屋敷公民館、ゆうゆう館の利用者は「歩いて通える公の施設であり、市民にとって自由な学びが保障されている、とても大切な場所です」、市民からは「大久保地区までは遠い。バス等の交通機関も整っていない。高齢者はどのように利用していくのか。たとえすばらしい施設をつくっても、その場所に行くまでの足がなければ意味がない」と指摘しています。また「施設がなくなったら活動を継続することができない。活動を中止するしかない」という声もあります。今でさえ公民館の予約がなかなかとれないのに、さらに活動を制限されてしまいます。藤崎図書館も、歩いて行ける図書館として親しまれています。 以上のように、市民から批判され、納得されていない事業をこのまま進めてよいのでしょうか。 私は、文教常任委員会で、歩いて通える公共施設は市民にとってとても大切なのですと訴えると、行政側からは、屋敷・大久保などにおいてはバス路線等も走っているので、それを利用していただく。駐車場も広く整備したとの答弁がありましたが、高齢化が進む中で、つえをついたり足が悪くなってきた方々のバス路線の利用が困難になっていることは明らかです。だからといって、車を運転できない方々に、楽しみを奪ってしまうのではないでしょうか。廃止されてしまう施設の利用者の足をどう確保するのかという点でも、市長、教育長も、何の具体策もありません。 以上のことから、日本共産党は、1つに、市民が必要と求めているのに閉館すること、2つ目に、地域の公民館をプラッツ習志野に統廃合することに反対します。そして、市長、教育長に対して、これからでも市民の声をきちんと聞き、調査・検討をすることを強く求めます。 議案第83号は、藤崎青年館の機能を停止し、条例を廃止するものです。習志野市から、移管先として藤崎連合町会へとするとのことです。 現在、藤崎青年館は、習志野市青年館の設置及び管理に関する条例に基づき、習志野市青年館管理規則で運営されていますが、連合町会に移管されると連合町会のルールとなり、公の管理と性格が異なってしまうため、誰でも借りられたのが制限されるということにならないでしょうか。 私は、文教福祉常任委員会で、公から民にかわることで、使う人の制限が出てくるのではないかということが懸念されるので、市と連合町会と協定書を交わすことを要求しました。生涯学習部長は、移管後の管理運営は町会の自主性に委ねる。ただ、これまで公共施設だったので、今後広く地域に開かれた運営について、文書という形はちょっと難しいので、紳士協定的な形で町会に申し入れたいと答弁しました。紳士協定とは、暗黙の了解の取り決めで、お互いに相手が約束を履行することを信用して結ぶものです。これでは、将来、この取り決めが生き続けるのかはわかりません。紳士協定ではなく、協定書を交わすことが必要ではないでしょうか。 日本共産党は、藤崎地域の公の唯一の施設として地域に親しまれている藤崎青年会館を廃止することに強く反対します。 私からの反対討論を終わります。     〔2番 荒原ちえみ君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 反対ですね。済みません、ひとり言です。     〔「全部議事録に残るんだからね」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、4番藤崎ちさこ議員。登壇願います。     〔4番 藤崎ちさこ君 登壇〕 ◆4番(藤崎ちさこ君) 新社会の会、藤崎ちさこです。 私は、議案第78号習志野市森林環境譲与税基金条例の制定についてに対し反対の討論をします。 森林環境税は、地球温暖化防止や森林整備等による森林吸収源対策を目的とした財源確保のために、2018年度、平成30年度の税制改革にて導入が決められ、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の制定により、国から自治体に森林環境譲与税が譲与されることになりました。 地球温暖化については、1985年のオーストリアでの世界会議をきっかけに、二酸化炭素による地球温暖化の問題が大きく取り上げられるようになったという歴史があり、決して最近の問題ではありません。 先日のCOP25が開催された折にも話題となりましたが、地球温暖化対策について、日本は世界の中でもリーダーシップを求められていて、もっと早くから具体的な行動をとるべきだったと言えます。しかし、日本は、安定的な財源の確保ができないことを理由の一つとして行動を先延ばしにしていました。 このたび森林環境税を創設して財源確保を目指していますが、この森林環境税は、2024年度から、個人住民税を納めている約6,200万人全てを対象とし、1人当たり一律1,000円を徴収しようとするものです。所得や住民税の額に応じた比率で課税されるのではなく、個人住民税とあわせての徴収のため、税の負担には不公平さを伴います。また、個人だけで、法人には課税されません。 さて、森林環境税は2024年度から導入される予定ですが、森林環境税という名前ではなくても、目的は同じ森林整備の名目で既に独自に導入している県が全国にあります。2017年1月の時点ですが、全国36県、1政令市で導入されています。個人住民税の均等割で400円から1,200円を上乗せしていて、500円上乗せという県が最も多く、20の県になります。法人の場合には、均等割額の5%から11%を上乗せしていて、5%上乗せという県が最も多く、こちらも20の県になります。こういった、既に独自に導入している県にとっては、2024年度以降、森林環境税も上乗せされる二重課税となってしまうという問題が指摘されています。 このような問題を抱えている新しい森林環境税をつくって財源とするのではなく、現在の税金の無駄遣いをなくし、税金の使い方をもっと適正にすることで財源を生み出し、地球温暖化防止、森林整備等森林吸収源対策に本腰を入れ、そのスピードを上げることこそ日本が果たすべき義務と言えるでしょう。森林環境税を前提とする森林環境譲与税には反対です。 以上の理由から、議案第78号に反対の討論とします。     〔4番 藤崎ちさこ君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 以上で通告による討論は終了いたしました。ほかに討論はありませんか。15分ぐらい。3番平川博文議員。登壇願います。     〔3番 平川博文君 登壇〕 ◆3番(平川博文君) やっぱり昼飯になるね。食事時を挟みますけどね。15分ぐらいですからね。 議案の第86号PFI事業契約の変更について(大久保地区公共施設再生事業)、いわゆるプライベート・ファイナンス・イニシアチブにかかわる議案ですが、これについては当初から反対の立場をとっています。 ○議長(田中真太郎君) マイク。マイクが入ってない。口に近づけてください。 ◆3番(平川博文君) 本日は晴天ですか。曇りですか。本日は晴天ですか。曇りですね、きっとね。 議案の第86号から討論を始めます。 9月定例市議会に続いて、京成大久保駅前再開発事業のPFI事業契約金額を72億6,379万6,943円に再び変更します。再びですね。今回の市長の提案理由では、物価の変動によるものとしています。 当初、建設費が44億円、ランニングコストが28億円との説明がなされてきました。平成29年3月24日に習志野大久保未来プロジェクト株式会社、代表取締役平出和也氏と、習志野市長、宮本泰介氏が契約を交わしてきた内容です。 これまで、習志野大久保未来プロジェクトの過去3回の財務諸表の資料を要求してきました。習志野大久保未来プロジェクトの従業員は存在しません。この事実を、6月定例会では、遠藤資産管理室長も、斉藤生涯学習部長も、手元に資料がないという理由で、本会議場での答弁はしておりませんでした。その後、他市の事例でも従業員ゼロのケースがあるとの説明がなされています。 特別目的会社の運営のあり方については、一習志野市だけではなく、全国的な視野で考えを深めていく必要がある開発手法ではないかと最近感じています。 この事業、PFI、大久保地区再開発計画の72億円は、金額といい、期間といい、規模で習志野市の市庁舎、この庁舎ですけれども、89億円に迫る、建設業界にとってはビッグビジネスとの見方がされています。22年契約、20年間の指定管理者契約を前提としています。22年後の習志野市議会がこの事業の評価を下すことになります。時間の評価に耐えられる事業であるためには、誰が、どう財政負担をする立場で事業を点検していけばいいのか。いまだ資金計画の詳細は十分議員には伝わっていません。加えて、定期監査の対象外の事業になっています。 この事業の過程で、PFI大久保地区再生計画事業では、京成大久保駅の改造が関連して問題提起されてきました。駅前開発とあわせて、鉄道踏切事故などの安全対策が本来テーマにならなければ、駅前開発の72億円の投資効果は半減します。このPFI事業の資金計画は、依然として不透明なままです。今後を注視していきたいと思いますが、現段階でも賛成はできません。 JR津田沼駅の自転車駐車場の財産取得について討論を行います。 JR津田沼駅南口の自転車駐車場の建物を4億7,426万5,101円で、三菱地所、野村不動産、三井不動産などから取得します。これ、寄附じゃないんだよね。寄附してもらいたかったね、こういうのは。 このJR津田沼駅南口の2,344坪の市有地は、JR総武線本線の津田沼駅から徒歩3分という希少性の高い土地として知られていました。当初から公有地としての存続を宮本泰介市長に要求し、繰り返し売却反対の立場をとってきました。しかし、平成25年11月12日に、宮本泰介市長は、財源確保を理由に、市議会の議決を条件とした土地売買契約書を締結しています。財源確保を目的としながら、安値の事業者に売却をしてきました。当時、東京建物は71億円の買い取り価格を提示しました。三菱地所など3者から成る公共共同事業体は56億円を提示していました。56億円の安値の事業者が土地を落札しています。工事施工業者は、当初から、土地区画整理事業の業務代行を担った株式会社フジタとなっています。この入札は一般競争入札ではなく、プロポーザル方式で行われました。財源確保の提案理由と安値の売却価格は、経済合理性に著しく欠けるものがあります。 希少価値の高い駅前の土地売却後、既に44階建て、759戸のタワーマンションの完成の日が迫っています。市内のどこからでも見えるんじゃないでしょうかね、44階建てのタワーマンションが。既に、44階建て、759戸のタワーマンションの完成日が迫っています。令和2年7月入居が予定されています。マンション分譲は好調に推移し、短期間で完売したと聞き及んでいます。間もなくJR津田沼駅南口のシンボリックなマンションになるものと思われます。 土地売却時の入札方法と売却価格に、依然として疑念が残り続けています。しかし、今後の自転車利用者の立場を考慮すれば、自転車駐車場の土地・建物の買い取りに異論を挟むことは控えたいと思っています。最大の有効活用がされることを前提に、この取得には賛成します。 これも土地の売買にかかわることですが、芝園2丁目市有地の売却について討論を行います。 宮本泰介習志野市長は、近年、財源確保を名目に、先ほども言いましたけれども、市有地の土地売却を加速させています。土地の売却に伴う財源確保のあり方については、繰り返し繰り返し、議会を通じて問題提起をしています。 平成25年11月12日に売却したJR津田沼駅南口徒歩3分の、先ほど触れた仲よし幼稚園跡地売却は、習志野市政過去最大規模の公有地の売却になっています。これほどの公有地の売却は、恐らく二度とないのではないかと思われます。二度とないレベルの不動産の処分でした。しかし、この処分の結果は、財源確保を目的としながら、安値の事業者に売却してきました。 今回の芝園2丁目の産業業務街区にある4,242坪の公園売却は、プロポーザル方式ではなく一般競争入札で行われました。習志野市長の諮問機関である市有財産調査委員会で検討をされてきました。しかし、入札時期や不動産鑑定内容に疑義が生じたため、入札時期の延期と不動産鑑定書のやり直しを要求して、私は反対してきました。 間もなく、5年以内に、このあたりに新駅ができるのに、この2者の不動産鑑定士の報告書に新駅に関する記載がありませんでした。駅に近い土地は、土地評価の最重要事項に当たります。このうちの1者の不動産鑑定士は、仲よし幼稚園の跡地を鑑定した同じ鑑定士です。市内に在住しています。 平成31年3月の当初予算における不動産売払収入見込みでは、22億4,136万7,000円が計上されていました。今回は、一般競争入札で東京建物が、先ほども委員長質疑のときに申し上げましたが、52億300万円で売ることになりました。予定額の2.3倍です。すごいでしょう。22億円予算のものが52億円で売れたんですよ。すごいと思いませんか。売り方なんですよ。 ○議長(田中真太郎君) 平川議員、そろそろ12時になっちゃう。 ◆3番(平川博文君) そろそろ12時。じゃ、この続きはお昼御飯の後に。 ○議長(田中真太郎君) この際、平川議員の討論を保留して、暫時休憩いたします。     午後0時0分休憩-----------------------------------     午後1時15分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の委員長報告に対する質疑における発言について、相原和幸一般会計予算特別委員長より訂正の申し出がありますので、これを許します。相原和幸一般会計予算特別委員長。 ◆一般会計予算特別委員長(相原和幸君) 大変申しわけございません。午前中の議案第76号令和元年度習志野市一般会計補正予算(第3号)の委員長報告に対する平川議員からの質疑におきまして、鷺沼土地区画整理事業の設立認可の時期に関する質疑は行われたのかというお尋ねがありました。この質疑に対しまして、組合設立の時期に関する質疑は「行われませんでした」というふうに答弁をしてしまったんですが、正しくは、組合設立の時期に関する質疑は「行われました」ということです。おわびして訂正いたします。以上です。 ○議長(田中真太郎君) よろしいですか。 続いて、午前中に引き続き、平川博文議員の討論をお願いいたします。登壇願います。     〔3番 平川博文君 登壇〕 ◆3番(平川博文君) 午前中に続きまして、討論を継続します。 それで、午前中の討論の最後のほうは、芝園2丁目の市有地の売却についてですね。この芝園2丁目の産業業務街区にある4,242坪の公園の売却は一般競争入札で行われた。一般競争入札で行われたと。4,242坪ですから、かなりの規模ですよね。プロポーザルではなくて一般競争入札で行われたと。 それで、平成31年3月、ことしの当初予算ですね。3月における、この4,242坪の不動産売払収入の見込み、予算ですね。予算では22億4,136万7,000円が計上されていたわけです、当初予算ではね。22億円のレベルだったんですが、今回、この土地が、一般競争入札を行われたことで東京建物が落札しましたけども、52億300万円でした。午前中ではすごいねと言いましたけど、すごいでしょう。これ、30億円も違うんですよ。 我々はね、大きな数字に議案の審査で麻痺しているから、こんなもんかなと思うけれども、22億円の予算措置に対して52億円で売れていると。30億円も違うわけですね。これはね、一体、正しい不動産価値の見積もりをしたんだろうかと、こういうことになるわけですよ。資産管理室だよ、担当は。資産管理室の当事者は遠藤良宣君だよ。あるいは、一度退職して、そして再雇用されている吉川清志君だよ。この2人のいる資産管理室ですよ。30億円もの見積もりの、見積書の作成違いを起こしたら、中規模の不動産の経営管理者だったら懲戒処分ですよ。30億円もの見積額の違いを起こしたらね、公務員であればこそ問題視されないけど、民間のビジネスの世界だったら懲戒処分ですよ。いわゆるずさんな、極めてずさんな土地価格評価を出していたということになるんですよ。高く売れてよかったねで済むものではなくて、30億円も高く売れてよかったねというのではなくて、何で相場に対して適切な見積書が書けなかったんだということになるんですよ。 資産管理室の体質については、以前から問題視してきました。吉川清志氏や遠藤良宣氏が、この件についてどういう見解を持っているのか、別の機会にただしていきたいと思っていますよ。30億円も高値で売れてよかったねで済む土地の売却価格ではありません。 予定額の2.3倍で売却することになりました。新駅ができることの条件と、予算価格の当初の評価が、私は先ほど甘かったのではないかと言いましたけど、甘いどころではなくて、ずさんな土地評価額だったのではないかと思われます。こんなことをしていたら、30億円ですよ、習志野市の財源が幾らあっても足りません。こんなことをしていたら、財源確保だとか、財政の健全化だとか、幾ら言葉で言っても口先だけのものになってしまいますよ。財政の健全化だとかね、口先だけのものになってしまう、こういうずさんな土地価格の見積もりをしていたのでは。 この芝園2丁目の、やはり好立地の市有地売却手法には、まだまだ疑問が残っています。しかし、目を転じて考えると、落札者の東京建物に問題があるとは思えません。落札者の東京建物に問題があるとは思えません。問題があるのは習志野市ですよ。落札者の東京建物に問題があるという認識はありません。したがって、この入札行為については賛成します。 これから、さらに習志野市の不動産処分は、繰り返しますが加速します。なぜ加速していくか。その加速の状況については、これから討論する議案第82号、第83号、第91号、この中で少し説明をしてみたいと思います。説明を試みてみたいと思います。 これらは、いずれも教育委員会の関連議案で、今後、解体後の公民館などの跡地利用をどうするのか、宮本泰介市長の土地売却方針を文教福祉常任委員会でただしてきました。また、習志野文化ホールの指定管理料についても問題意識を持っています。 老朽化した公共施設を解体して、新たに近代的な施設につくりかえる、全国的に老朽化した公共施設のスクラップ・アンド・ビルドが急がれています。このとき、今まで利用していた人たちの立場はどうなのか。新しく建てられた施設の利用者の見込みはどうなのか。古い施設の解体工事後の、ここですが、跡地利用計画はどうなるのか。問題は決して少なくありません。 スターツコーポレーション株式会社による特別目的会社、習志野大久保未来プロジェクト株式会社の大久保駅周辺の再開発事業では、大久保地区周辺の公共施設の統廃合を促す結果になっています。閉館する屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館などの利用者が、今後PFI事業で誕生した最新施設のプラッツ習志野をどれぐらい利用するのでしょうか。 新公共施設プラッツ習志野には、建設費44億円と、ランニングコスト28億円含めて72億円の初期投資をしています。契約期間は実に22年に及び、20年間の管理者契約となり、物価インフレスライドが適用されます。22年後の契約終了時に、ほとんどの習志野市の関係者の姿は、この議場にはありません。したがって、現在の市議会の責任は大きなものがあります。 15年ほど前、政府・自民党の小泉内閣は、指定管理者制度を民間活力として導入しました。この制度の原点は費用対効果にあります。特に、公務員の数を減らしていきたいという狙いがありました。民間水準の労使関係で運営することで、特に人件費の負担を軽くすることが経済効果として挙げられています。大げさに言いますと、ギリシャの財政破綻は、4人に1人の公務員が起因していると言われています。 スターツコーポレーション株式会社と特別目的会社習志野大久保未来プロジェクト株式会社の民間経営による公共施設が、22年後にどれくらいの経済効果を生むのか、生まないのか。22年の歳月が答えを出すことになります。 この間、経済効果の測定方法として、フルコスト計算書という手法があります。利用者が多ければ多いほど、72億円の投資効果は拡大します。利用者が少なければ、72億円の投資効果は縮小します。プラッツ習志野フルコスト計算書の作成を常任委員会で要求しました。 さて、それぞれの公共施設の解体計画と跡地利用はどうなっていくのか。屋敷公民館、藤崎図書館、あづまこども会館、ゆうゆう館の土地面積、建物面積、解体計画、今後の利用目的を資料として要求しています。 ゆうゆう館と、あづまこども会館は、解体して跡地利用を考えるとの答弁がなされています。ゆうゆう館、あづまこども会館の跡地の土地の売却計画があるのかどうか確認したところ、星野資産管理課長の12月11日の文教福祉常任委員会答弁では、基本的には、公共施設再生事業の中では、未利用地となった土地につきましては財源化していくという大前提がございます。基本的には、売却、もしくは貸し付け等で民間のほうにというふうに考えておりますという答弁になりました。ここでも市有地が売却されていくんです。公共施設の跡。 土地の売却に伴う財源確保のあり方については、もう繰り返し議会を通じて問題提起してきました。今までの討論の中でも説明してきたとおり、一般競争入札は有効です、一般競争は。本当の財源確保の売却を考えるのであれば、一般競争入札を行わなければならないと思います。 星野資産管理課長は--資産管理課長かな。ゆうゆう館と、あづまこども会館の跡地利用は、売却するのか、貸し付けにするのか、その手法はまだ決定していない、したがって答弁は控えたいとの説明になっています。一般的には、公有地の土地貸し付けでは財源にはなりませんね。財源確保のビジョンの審議が問われています。 この公共施設、あづまこども会館、ゆうゆう館の土地面積、建物面積、公示価格、基準地価、実勢価格、路線価、固定資産税評価額の資料を要求しているところです。今後の土地売却に備えたい。今の段階では、この第82号議案に反対するものではありません。今の段階では。 次に、第83号ですが、習志野市の青年館について。 習志野市青年館は、提案理由によりますと、習志野市内に8施設がありました。8施設の土地の利用状況を確認すると、吉岡社会教育課長は、若松青年館は解体している。鷺沼青年館に関しては、鷺沼4丁目町会に移譲している。東習志野青年館は、平成6年に廃止して解体している。屋敷青年館は東部保健福祉センターへ移管している。谷津青年館は第一中学校へ移管している。谷津南青年館は谷津3丁目町会へ移譲している。新栄青年館は新栄町会へ譲渡との説明が行われました。解体すれば、当然、更地になります。財源確保で、これは売ろうと思えば売れるわけです。基本的には、公共施設再生事業の中では、未利用地となった土地については財源化していくという大方針がありますから、その大方針に照らし合わせると、今申し上げた更地は売却の候補地ということになります。財源確保で、これを売ろうと思えば売れます。 そういう財源確保の候補地になり得るような旧青年館跡地の説明を求めてみました。吉岡社会教育課長は、大至急確認して後ほど答弁するという内容になりました。解体して、更地になっている土地の固定資産税評価、公示価格などの一物五価について--一物五価というのは、土地取引でよく言われる言葉ですが、1つのものに対して5つの価値を、プライスですね。値段をつける手法がありますよというのが一物五価といいますけども、一物五価について資料要求をしています。財源確保のための売却が予定されているのかどうか、まだ確認はしていません。土地売却を方針としているのであれば、一般競争入札による価格本位の公有地売却でなければ、財政効果は発揮できません。 今の段階では、この議案については賛成します。 習志野文化ホールについてですが、これは一体何が起きているんでしょうか、習志野文化ホールで。何が起きているんでしょうか。 従来の習志野文化ホールの運営費助成の累積額を尋ねると、これまでに87億5,000万円もの税金を投入してきました、これまでに。この87億5,000万円というのは、この新庁舎、89億円ですから、文化ホールの累積赤字は新庁舎1個分に匹敵します。指定管理者制度を導入したことで、果たして、この巨額な累積赤字は改善されていくんでしょうか。 平成30年度の習志野文化ホールの事業報告書と決算書によると、指定管理は4年目と記述してあります。平成30年4月から平成31年3月31日の収支計算書によると、指定管理料の決算額は7,897万7,764円という記述になっています。今回の指定管理料は一体幾らなんでしょうか。今回の指定管理料は、吉岡社会教育課長によると、1億4,780万1,000円の指定管理料になっています。これは一体どういうことなんでしょうか。十分な説明が市議会にされていません。隠して隠し通せる内容ではありませんね。隠して隠し通せるような内容ではありません。公に決算書が出ているんですから。なぜ、従来の指定管理料が7,897万7,764円なのに、今回の指定管理料が1億4,780万1,000円になるんでしょうか。これ、どういうことか。平成31年3月までが7,000万円代の指定管理料で、今後は1億5,000万円代レベルに達します。なぜ2倍近くの指定管理料になるんですか。これは説明が議会に対して不十分でしょう。 指定管理の最大の目的は、先ほども申し上げましたけれども、費用対効果にあります。指定管理にして、かえって2倍のコストにはね上がるということは、通常では考えられないことでしょう。この指定管理料の赤字幅が急拡大する、この理由が、今日、ただいまの段階ではわからないんだ、なにが起きているんだか、習志野文化ホールで。したがって、この議案にはこの場で反対します。 ボートピア習志野についてですが、先刻御承知のとおり、縮小と撤退を要求していますので、陳情に対しては賛成といたします。以上です。     〔3番 平川博文君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありませんか。5番宮内一夫議員。     〔5番 宮内一夫君 登壇〕 ◆5番(宮内一夫君) ちょっと待ってくださいね。今、タブレット……。私のほうの提出した資料がタブレットにもうアップされていますから、参考にして討論をお聞きいただければというふうに思います。 私は、議案第80号と、それから第78号について反対討論を行います。 議案第80号は、自転車等の放置防止に関する条例の制定についてでありますけれども、提案理由によりますと、適正な受益者負担の観点から3年ごとの定期的な手数料の見直しを行うというもので、放置自転車の移送保管料及び自転車駐車場の年間利用整理手数料を改定するというものであり、年間利用整理手数料については、屋根ありの駐車場について、新たにAとBに分けて設定するもので、適用に関しては規則で定めるということでありますが、Aに区分されるのはJR津田沼駅南口第二駐車場のみであります。 JR津田沼駅南口第二駐車場は、本年10月からオープンされ、旧料金の屋根なしのままの料金で、年間4,470円で駐輪することができます。しかし、2020年4月からは屋根ありAに区分されるため、料金は1万960円になるとの説明でありました。 習志野市使用料、手数料等の単価の積算基準の2019年1月の、これ、見ていただきたいんですけれども、私の提出したやつ、手数料のですね。習志野市使用料、手数料等の単価の積算基準、2019年1月の、これ、ページ12ページ、「その他の基準、取り扱いについて」の4によれば、利用者の負担増を考慮し、原則--これ、テレビを見ている人はちょっとわからないんで、これ、アップにしてもらえばわかるんですけども、読めないか。これ、4番なんですけども、この2行の文字なんですけども、ここには、「その他の基準、取り扱いについて」の4には、利用者負担増を考慮し、原則、現行料金の1.5倍程度を1回の改定上限としますと、こうなっているわけであります。しかし、提案の料金値上げは実に2.45倍。先ほど申し上げましたように、現在4,470円が1万960円になることから2.45倍になってしまうんです。 本年2月ごろ配付された、平成31年度版習志野市自転車等駐車場利用登録の手続、7ページ、今度これの、これもちょっとアップして見てもらいたいんですけど、この部分ですね。この部分、一番上の、ページの一番上なんですけれども、この7ページには、唯一、この問題が記載されているんです。本年2月に配布されたものなんですよ、これは。本年2月から、自転車駐車場の登録を募集しました際に利用すべく人に手渡された資料なんでありますけれども、そこのページ、7ページに、平成31年度版習志野市自転車等駐車場利用登録の手続、7ページですね。これには、K駐車場--KというのはJR津田沼南口第二駐輪場のことなんですけれども、このKについての欄で、K駐車場について、現在は仮設駐車場を御利用いただいておりますが、工事完了に伴い、新しいK駐車場が完成します。つきましては、工事完了後、現在の御利用いただいております仮設駐車場より引っ越しを行っていただきます。料金に関しましては、年度途中で引っ越しのため--年間手数料ですから、年度途中での引っ越しのため、平成31年度中は屋根なし料金での御案内となります。括弧して、平成32年度に料金改定を予定、とじ括弧。詳細が決まりましたら、駐車場管理人室及びホームページにて改めて御連絡いたしますというふうに、皆さんのところのタブレットに行っていると思うんですけども、こういうふうに書いてあります。 しかし、この今読み上げた文の中には、新駐車場は屋根ありになるため、屋根なしから屋根ありに変更になると同時に、3年に1回の料金改定が見込まれますと一切書いていない。 このKですね、記号でいうとK。JR津田沼駅南口第二駐車場は、市の都合、市の都合ですよ。     〔「7ページ、来ていないよ」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) あれ、行っていない。残念だね。     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 指定したんだけど、間違っちゃって行っちゃったのか知りませんけど、仲よし幼稚園跡地売却によって、今まであった駐車場をつぶして仮駐車場をつくったんです。その続きで、本年10月から新しいK駐車場、新しい3階建て、地下1階、地上3階建てのビルの中に駐車場がつくられたわけでありますけれども、この自転車駐車場が入るため、これまでの屋根なしから屋根ありに変更され、なおかつ年間利用整理手数料が引き上げられるためにダブルの値上げがされ、これまでの年間4,470円から1万960円に引き上げられ、先ほども申し上げましたけども、改定率はなんと2.45倍になってしまうのであります。市民には丁寧な説明がされてきていません。 残念ながら、私、間違って違う資料を皆さんに御提供したのかもしれませんけども、今まで、これは、そのK駐車場に張ってあるやつです。これには一切そのことは触れられていません。10月オープン当時から、この駐車場に、この紙が何枚か張られているだけ。それで、新年度からこういうふうになりますよという丁寧な説明などは一切ありません。 習志野市使用料、手数料等の単価の積算基準にはただし書き条項はありません。これは皆さんの手元に行っていると思うんですけれども、先ほども申し上げましたように、1.5倍にすると。これは、今までも皆さんも審議に加わって、料金改定の場合は最高1.5倍以内におさめると、つまり1,000円だったら1,500円にアップになりますよというふうに幾度となく聞いてきたと思います。しかし、これには、ただし書き条項というのはありません。ただし書き条項はありません。これは、総括質疑のときも私は申し上げました。ただし書き条項はなくて、現在もう既に、ことしの10月から、Kという記号の駐車場、JR津田沼駅南口第二駐車場は、既に新しい施設で利用し始めているんです。来年の3月まで使えば、半年間使うことになるんですよ。両方、これはひっかかるんですよね。 今の現在の新しい施設でも4,470円で使えるものが、新年度になると1万960円になっちゃうということですから。ただし書き、この1.5倍というのは、ただし書き条項がないんですよ。ですから、本来だったら、そこに新しい施設、同施設ができたとしても、これは本当は1.5倍にとどめなきゃいけないという条項になっちゃう可能性があるんですよ、市長。これは、やはりきちっと見直さなきゃいけない条項じゃないかというふうに思いますよ。 これは、たまたまこの駐輪場の関係で、こういうものを私は発見したんですけれども、そういうことが、今後議論されていかなきゃいけない条項ではないかというふうに思います。私は、よって、議案第80号は、これらの理由から反対をいたします。1.5倍が2.45倍になってしまう、こういう値上げを市民の皆さんに押しつけるわけにはいきませんということで、反対をいたします。 それから、議案第78号、森林環境譲与税の基金条例の制定についてでありますけれども、これは先ほど討論がありました。つけ加えることで、短くやります。 この森林環境譲与税の関係は、森林環境税が創設されて市に入ってくるということなんですけれども、同時に今度、2024年、今、19年ですから5年後ですね。今度、住民税に、この森林環境税が入ることになるんです。今現在は、2011年に起きた東日本大震災の関係で、住民税に市県民税、市民税と県民税ですね。我が市の場合は市民税ですから、市民税と県民税、合わせて1,000円の支払いを求められています。皆さん、納税者ですから、全員が均等割の中で1,000円払っているんです。なかなか気がつかないことなんですけれども、国税は、平成24年から平成26年と、3年間取るはずだったのに、2年でやめちゃった税金ですよ、国税は。国税じゃなくて法人税。訂正いたします。法人税ですね。法人税も3年間取ると言ったんですけれども、2年でやめちゃった。ところが、個人の課税に関しては10年間、まだまだやり続けているわけですよ。10年間ですから、2024年まで、この税金を我々は払わなきゃいけない状況にあります。 この東日本復興税が24年に終わったときに、今度は切りかわって、この環境税を住民税に入れてしまおうということで、ちょうどうまく--私がうまくと言うと問題あるんですけれども、復興税が終わると同時に森林環境税を入れよう、住民税の中にも入れようということで、もう既に国会で成立をしているのであります。 私は、この場から、もうずっと消費税問題、あるいは所得税の問題等々含めて、法人税もそうですけれども、私は、応能負担、つまり負担能力のある人から税金を取るべきだし、負担能力に応じて段階的に引き上げていくべきだということを、たびたび私は言ってきました。それは日本国憲法で求めている税制のあり方なんです。そういう意味では、シャウプ勧告が行われた税制は本当に民主的なもので、超過累進課税制、住民税はそうであったんですけれども、だんだんその姿形を変えて、今、均等に払わせる方向に残念ながらなってきてしまっています。 住民税もしかりです。昔は4段階がありました。最高税率15%ありました。それを今、一律10%の住民税にしてしまいました。こういうふうに、本当に所得の低い人、重い税金になっています。こういったことがあってはなりません。 そういう意味で、この森林環境税、これについても、私は、そういった意味から反対をいたします。 以上で私の反対討論を終わりにします。     〔5番 宮内一夫君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありませんか。谷岡隆議員。登壇願います。どうぞ。     〔11番 谷岡 隆君 登壇〕 ◆11番(谷岡隆君) 日本共産党を代表して3つの討論をします。 まず、議案第90号谷津干潟自然観察センター等指定管理者の指定に賛成の討論、議案第76号2019年度習志野市一般会計補正予算(第3号)、議案第92号議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改定、議案第93号特別職の職員の給与に関する条例の一部改定に反対の討論を一括して行います。 一般会計補正予算(第3号)は、台風被害を受けた農業用施設・機械の修繕や撤去などへの支援、被災住宅の補修への支援といった、農家や住民の生活を支える予算が計上された点は、日本共産党も要望していたものであり、評価します。しかし、大きな問題がある予算項目がセットで盛り込まれているため、反対するものであります。 その第1が、市議会議員と市長のボーナス額を引き上げる議案と一体になっている点です。 労働者の実質賃金が上がらないまま消費税増税が強行されたり、福祉関連の給付も削減されたりし、市民生活は苦しい状況が続いています。このような中、市議会議員と市長のボーナス引き上げは、市民の理解を得ることが難しいです。ボーナス額の据え置きを求め、補正予算案と議案第92号、第93号に反対します。 問題点の第2は、鷺沼地区土地区画整理事業の基準点測量に1,000万円を支出することです。 この土地区画整理事業は、組合施行、すなわち民間事業としての実施を予定しているものであり、土地区画整理法第118条の規定から考えて、基準点測量の費用まで含めて、習志野市が負担するやり方は問題があると考えます。 既に本事業については、昨年度までに385万200円を習志野市が負担していたことが予算委員会の質疑で明らかとなりました。このような調子で習志野市が費用負担を請け負っていくやり方を続けていけば、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業のように、組合設立までの間に3億円を超える財政負担が生じることにもなりかねません。 問題点の第3が、谷津干潟自然観察センター等指定管理料の債務負担行為についてです。 日本共産党は、環境教育や自然保護の拠点となる公共施設は、本来は直営が望ましいと考えています。また、指定管理者制度を導入した施設についても、営利企業は避けるべきとこれまで主張してきました。 しかし、今回の指定管理者については、環境教育にかかわっているNPO法人とも協力しての運営であり、入館料については、事業者の努力でかなり抑えるという方向であることを評価し、指定管理者の指定には賛成します。 しかし、習志野市が決めた指定管理料は、入館料等の大幅値上げを前提とした額であり、適切とは言えません。現時点で事業者が自主的に置いている学芸員など専門家を配置し続け、無料または安い入館料で市民が利用でき、環境教育や自然保護の拠点施設としての事業に十分取り組めるだけの指定管理料を保障していくことが必要です。この点で、今回の指定管理料の算定方法は問題があると考えます。 これらの理由から、議案第90号に賛成、議案第76号、第92号、第93号に反対します。 次に、議案第80号習志野市自転車等の放置防止に関する条例の一部改正と、議案第87号JR津田沼駅南口第二自転車等駐車場建物の財産取得に一括して反対の討論をします。 まず、市民の日常の生活手段である自転車等の駅前駐輪場の利用料に受益者負担論を機械的に持ち込むことには問題があります。今回は、それだけでなく、先ほども指摘がありましたが、JR津田沼駅南口第二駐輪場の利用料が2倍以上に値上げされるという大問題があります。 従来は、自転車が屋根なしで4,470円でしたが、改定案では屋根ありAにされ、1万960円に値上げされます。その差額6,490円の値上げ、2.45倍もの値上げです。これほどの大幅値上げになることは現利用者には知らされていません。これは、先ほど宮内議員が指摘したとおりです。 そもそもJR津田沼駅南口第二駐車場の土地は、市長の判断でマンション業者に売却され、その結果、屋内駐輪場が建設されました。雨天時は自転車による通勤・通学が少ないのが実態であり、利用者の要望で屋内駐輪場が建設されたわけではありません。 今後、仮に、利用者が屋根なしで十分だと考えたとしても、JR津田沼駅南口の年間登録の駐輪場は全体で70台分しか残っておらず、結局、大多数の利用者が2.45倍に値上げされたJR津田沼駅南口第二駐車場を利用せざるを得なくなります。しかも、駅から駐輪場までの距離は遠くなり、通勤・通学で利用する市民にとっては利便性が悪くなってしまいます。市民目線で利便性を比較検討することなく、市側が定めた受益者負担の計算式に機械的に当てはめて利用料を算出するのは乱暴です。 JR津田沼駅南口第二駐車場の財産取得についても、利便性が悪い駐輪場を6億4,311万5,009円もかけて買い戻す必要があるのか。マンション業者と市との土地売買契約書には6億円という金額は明記されていない、もっと安く買い戻せるように交渉すべきだとの声があります。 これらの理由から、駐輪場の利用料値上げ、特にJR津田沼駅南口第二駐車場の大幅値上げと高額な金額による買い取りの議案に反対するものであります。 最後に、受理番号第32号駅前案内図に史跡・文化財・記念碑の表示を求める請願に賛成の討論を行います。 請願者は次のように書いています。「郷土の歴史を知る度に街を好きになり、仲間と交わり、郷土への愛着=郷土愛を醸成していきます。それは、すぐれた文化をはぐくむ調和のとれたまちづくりの基にもなり、生涯にわたる学びの推進にもつながっていきます。また、習志野市を訪れた人たちに魅力を発信することにもなります」。この言葉は、まさにそのとおりだと思います。 先日、12月14日に第11回千葉県北西部地区文化財発表会が行われ、発表会には257人、ワークショップには延べ273人の参加がありました。この発表会は、我孫子市・市川市・浦安市・柏市・鎌ケ谷市・流山市・習志野市・野田市・船橋市・松戸市・八千代市の11市の文化財保護の担当者が結成した千葉県北西部地区文化財行政担当者連絡協議会が主催しています。 私は、可能な限り、この発表会を毎回見に行くようにしていますが、ことしの船橋市での開催で各市での開催が一巡したことになるそうです。習志野市でも何年か前に行われました。ただし、展示については、資料館、博物館がないので、習志野市民会館の一室を借りて小さく行われていました。ことしは残念ながら習志野市教育委員会の壇上での発表はなく、配付資料での紙面上の発表のみでした。 しかし、この発表会とあわせて、船橋市の飛ノ台史跡公園博物館で開催された企画展では習志野市の展示もありました。見に行ったら、博物館の学芸員の方が非常に熱心に案内をしてくれました。そして、11市の展示品の中でも特に絶賛をしていたのが、実は習志野市の実籾3丁目遺跡で出土した片口付深鉢という縄文土器でした。縄文時代前期の前半期、およそ6,000年前のもので、千葉県北西部地区における同時期の土器史料として傑出した貴重な史料であり、全国レベルの縄文土器の企画展で展示してもよいくらいだというふうにおっしゃっていました。 これについては習志野市のホームページでも紹介されていまして、議長の許可を得てさっと見せますけれども、「実籾3丁目遺跡出土土器」ということで検索をしてもらえれば、その土器、幾つか習志野市指定文化財となっています。その土器と、出土したときの状況が、これが出てきます。 このうちの一つ、深い皿で、しかも、中に入れた水とかがつげるように口がついているんですね。これは、どうも縄文土器としては珍しいと。縄文前期の土器として珍しい。しかも、その口のところの下側にもきれいに文様がついているという、とてもすばらしいものでしたよ。     〔「そういう趣味があるんだね」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(谷岡隆君) いや、ほかの市での片口付深鉢も展示されていたんですが、そっちは、口のところの下に文様が入っていないんですよね。口の下に文様を入れてきれいに焼き上げるというのが、やっぱり技術的には非常に高いと、やっぱり珍しいということで、私も説明を受けて感動しました。 この実籾3丁目遺跡のほか、花咲貝塚、谷津貝塚から近代に至るまでの習志野市の展示品がありました。 さて、今回の請願者の追加表示にも実籾3丁目遺跡が入っていますが、残念ながら花咲貝塚と違って、この現地に実籾3丁目遺跡の史跡説明板は設置されていません。今回、請願者が求めているように、駅前案内図に記載するだけでなく、各地の貴重な遺跡、また貴重な遺物が出土した場所には説明板をきちんと設置していかないと、多くの市民が知らないままとなってしまいます。 先ほど紹介した、これはもう千葉県内でも全国でも恥ずかしくないと、全国レベルのものだと言われている縄文土器についても、習志野市内では余り知られていないというのが実態だと思います。     〔「知らせてないんだよ」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(谷岡隆君) うん、知らせていないと。ぜひ、これは優先して、史跡説明板については設置すべきものだと思います。そうしないと、他市に対して恥ずかしいですよ。他市の学芸員が絶賛しているものが習志野市では紹介されていないと。 また、ことしは屋敷貝塚において、縄文時代後期ではありますが、習志野市初の出土品が発見されました。こういった出土品もきちんと調査して公表し、市民が見ることができるように展示するべきです。 習志野市の埋蔵文化財を含むさまざまな文化財、これは総合教育センターに時々展示されることはありますが、見に行っても、隅のほうで薄暗くて、展示環境としてはとてもいいとは言えません。習志野市内で日常的に展示・見学できる場がなく、習志野市の文化財をわざわざ船橋市の博物館まで見に行かなければならないというのはとても残念なことです。     〔「郷土資料館がないんだもんな」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(谷岡隆君) うん、そうですね。 習志野騎兵連隊についても、これは、船橋市のもう一つの郷土資料館のほうでは展示があるんですよ。騎兵連隊が習志野にいたということで、これだって本当であれば、習志野市の郷土資料館で展示すべきものですよね。 駅前案内図から現地の史跡説明板の充実、そして資料館、博物館の近隣市並みの整備へと、習志野市の文化財行政を発展させていくことを要望し、本請願への賛成討論とします。 以上で討論を終わります。     〔11番 谷岡 隆君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論はありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 採決は電子採決システムにより行います。 まず、議案第76号令和元年度習志野市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。いいですか。集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第77号令和元年度習志野市介護保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第78号習志野市森林環境譲与税基金条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) よろしいですか。     〔私語する者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 倒してください。よろしいですか。 賛成多数であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第79号習志野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第80号習志野市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第81号習志野市建築関係手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成全員であります。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第82号習志野市教育機関設置及び管理に関する条例の一部を改正する等の条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第83号習志野市青年館の設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕
    ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第84号訴えの提起について(改良住宅明渡等請求事件)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第85号固定資産評価審査委員会の委員の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は同意であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第85号は同意されました。 次に、議案第86号PFI事業契約の変更について(大久保地区公共施設再生事業)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第87号財産の取得について(JR津田沼駅南口第二自転車等駐車場建物)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第88号財産の処分について(芝園二丁目市有地)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第89号市道の路線認定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成全員であります。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第90号指定管理者の指定について(谷津干潟自然観察センター等)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第90号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第91号指定管理者の指定について(習志野市習志野文化ホール)を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第92号習志野市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第93号習志野市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第94号習志野市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成多数であります。よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。 次に、請願・陳情についてを採決いたします。 受理番号第30号「日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書」の採択を求める陳情を採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択することについてお諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、受理番号第30号は不採択とすることに決しました。 次に、受理番号第31号ボートピア習志野を廃止し、明るく希望の持てる街づくりを求める陳情を採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択することについてお諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、受理番号第31号は不採択とすることに決しました。 次に、受理番号第32号駅前案内図に史跡・文化財・記念碑の表示を求める請願を採決いたします。本請願に対する委員長の報告は採択送付であります。本請願を委員長の報告のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成全員であります。よって、受理番号第32号は採択送付することに決しました。 次に、受理番号第33号令和新時代に向けてか、習志野市は平成31年2月6日に「(生活保護の)不正受給者にならないために」と題するホームページ(添付)を公開しました。そこには「(今後は)不正受給に対して厳正に対処して参ります。」と記してあります。そこで習志野市政始まって以来の恥辱ともいえる1億円を突破した「生活保護の不正受給未納」について、その改善策を策定する事を求める陳情を採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択することについてお諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成なしであります。よって、受理番号第33号は不採択とすることに決しました。 次に、受理番号第35号平成27年7月8日に申請期限を迎え、既に4年以上経過した今現在、「特別永住者の制度(以下、新制度)」に基づき、習志野市内の特別永住者に対し、外国人登録証明書を一刻も早く「特別永住者証明書」に切り替えて貰う(≒日本(にっぽん)で暮らす以上、わが国が取り決めた制度(ルール)に速やかに従って貰う)ために、国に対し意見書の提出を求める陳情を採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択することについてお諮りいたします。本陳情を採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成なしであります。よって、受理番号第35号は不採択とすることに決しました。 次に、受理番号第36号習志野市政始まって以来の恥辱ともいえる1億円を突破した「生活保護の不正受給未納者」について、その不(ふ)逞(てい)行為の内容等全貌を可能な限り市議会の場で明らかにし、かつ今まで以上に厳正に対処することを求める陳情を採決いたします。本陳情に対する委員長の報告は不採択でありますので、本陳情を採択送付することについてお諮りいたします。本陳情を採択送付することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成なしであります。よって、受理番号第36号は不採択とすることに決しました。----------------------------------- △発議案第1号ないし発議案第3号について(提案理由の説明~採決) ○議長(田中真太郎君) 日程第3、発議案第1号から発議案第3号までを議題といたします。 提出者から提案理由を求めます。 まず、発議案第1号について、入沢俊行議員。登壇願います。     〔1番 入沢俊行君 登壇〕 ◆1番(入沢俊行君) それでは、発議案を提案をさせていただきます。 発議案第1号脱石炭と再生可能エネルギーの開発・利用による温室効果ガスの削減を求める意見書について。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和元年12月19日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は私、習志野市議会議員入沢俊行。賛成者は、敬称を省略させていただきますが、習志野市議会議員谷岡隆、佐野正人、央重則、宮内一夫、藤崎ちさこ、5会派の代表の皆さんです。 お手元の案文を読み上げて提案理由の説明とさせていただきます。 脱石炭と再生可能エネルギーの開発・利用による温室効果ガスの削減を求める意見書。 本年11月に国連環境計画(UNEP)が公表した報告書は、二酸化炭素など温室効果ガスの排出が今のペースのままで続けば、今世紀末までの世界の平均気温は産業革命前より3.4度から3.9度上昇することなどを指摘し、「破壊的な影響をもたらす」と警告した。 国連の気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)が本年12月に、マドリードで開催された。開幕を目前にした11月29日、若者たちが呼びかけた「グローバル気候マーチ」は世界の158カ国の2,400都市で、日本では25都府県で取り組まれ、「気候に正義を」「地球を守ろう」などと訴えた。気候変動の影響を受けるのは自分たちだという若い世代の行動は切実である。 令和2年に本格始動する温暖化防止の世界的枠組み「パリ協定」は、産業革命前からの気温上昇を2度未満、できれば1.5度に抑える目標を掲げている。しかし、現状では、各国が国連に提出している排出削減目標をたとえ達成しても、気温上昇を3.2度に抑えることにしかならないと指摘されている。UNEPの報告書は1.5度に抑えるには、現在毎年1.5%程度ふえている排出量を、年7.6%削減することが必要であると強く求めている。国連のグテーレス事務総長は本年9月の「気候行動サミット」で、令和12年までに温室効果ガスを45%削減し、令和32年には実質ゼロにするために、「目標引き上げにつながる行動」を各国に呼びかけた。そして、65カ国が令和32年までに実質ゼロを誓い、70カ国が令和2年までに自国の行動を強化すると発表した。 しかし、日本政府は令和32年までに温室効果ガスを80%削減するという平成28年に決めた目標を変えていない。令和12年度の削減目標は平成25年度比でわずか26%で、主要国では最低レベルである。また、昨年7月に決定した「エネルギー基本計画」ですね、日本政府の「エネルギー基本計画」では、石炭火力の電源構成の割合を令和12年度も26%を維持するとした。これは再生可能エネルギーの割合22%から24%を上回っている。温室効果ガスの排出が突出して多い「石炭火力発電」の日本国内での新増設を認め、海外での新設計画に資金援助をしていることが批判を受けている。 日本の電力供給に占める再生可能エネルギーの比率は、平成30年時点で18%。デンマークの59%、ドイツの41%、スペインの38%、イタリアの35%、イギリスの33%など再生可能エネルギーに本格的に取り組んできたEU諸国と比べ、導入実績で大幅におくれを取っている。再生可能エネルギーの開発・利用を計画的に拡大するエネルギー政策への転換が必要である。 よって、本市議会は政府に対し、脱石炭と再生可能エネルギーの開発・利用による温室効果ガスの削減を強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出をするということです。 提案理由は、本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものです。 ちょっと説明させていただきますが、案文をつくった段階ではCOPが開かれていたんですが、COPが15日に予定を2日延長して閉幕をしました。交渉の末、温室効果ガス削減目標の引き上げを各国に促す文言が盛り込まれて、一定の成果を得ました。 COP25では、2050年までに二酸化炭素など排出を実質ゼロにするため、独特の言い方だと思うんですけど、野心的な目標を掲げる国ですね、121カ国に広がりました。まとまった成果文書には、各国が20年に可能な限り最も高い野心を持って現行の温室効果ガス削減目標を引き上げることを求めるなどの文言が入りました。各国は、来年パリ協定が発効しますが--に基づいて、現行の目標を見直すことになっています。 今回の合意を、目標引き上げに向けた機運が世界的に高まった、大変いい機会だと思いますけれども、なかなか前途多難だと思っております。 この中で、日本政府の立場というのが注目をされました。目標引き上げで意思表示が全くなかったことが非難をされています。例えば、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする期限を示さなかったということ、また、石炭火力発電所に固執する姿勢ですね。この石炭問題がCOPでは大きな課題となりました。世界から大きな怒りを買いました。COPの会場で、テレビなどでも再三取り上げられていましたが、環境NGOのCAN、気候変動ネットワークが、化石賞というのを日本に2回も贈りました。1回目は、梶山経済産業大臣が、石炭火力発電所、化石燃料の発電所は選択肢として残しておきたいと述べたこと、2回目は、小泉環境大臣が11日のCOP閣僚級会談で、石炭火力発電所廃止を口にしなかったということですね。日本政府のこういった対応が国際的にも批判をされているということです。 ことしの注目の人に選ばれたスウェーデンのグレタさんという方がなかなか活動的で、世界的に注目をされていますが、この方の活動も含めて、世界の若い方々が、将来の、今2020年とか2030年とか40年ということが言われているわけですけども、その時代の犠牲になるのは自分たちの世代なんだということで、関心を持って動こうとしない各国政府に対しての怒りを強めていて、我が事としての行動が大きく広がっています。この声に応えて、習志野市、習志野市議会でも、温室効果ガス削減、再生可能エネルギーに対して強く臨んでいくと、そういうメッセージを発していきたいということで提案をさせていただいておりますので、ぜひ皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。以上です。     〔1番 入沢俊行君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、発議案第2号について、谷岡隆議員。登壇願います。     〔11番 谷岡 隆君 登壇〕 ◆11番(谷岡隆君) それでは、発議案第2号を提案します。 「桜を見る会」の私物化等の疑惑の徹底究明を求める意見書について。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和元年12月19日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は私、習志野市議会議員谷岡隆。賛成者は、敬称を省略させていただきますが、習志野市議会議員佐野正人、同じく宮内一夫、同じく央重則、同じく藤崎ちさこ、各会派の代表の方々です。 では、案文を読み上げて提案理由の説明とさせていただきます。 「桜を見る会」の私物化等の疑惑の徹底究明を求める意見書。 各界功労者を招く公的行事「桜を見る会」を安倍晋三首相が地元後援会のために私物化した疑惑は重大な展開を見せており、国民の批判が高まっている。 招待者の推薦枠(平成31年)のうち、首相枠が約1,000人、自民党関係者枠が約6,000人であったことが菅義偉官房長官の国会答弁で明らかとなった。このほか、副総理や官房長官らの推薦枠を合わせると約8,000人になり、全体の招待者約1万5,000人の半数以上に上る。森友学園疑惑の際、安倍内閣が「私人」と閣議決定した安倍昭恵氏からの推薦が認められたというのは、悪質極まる公私混同である。 安倍晋三後援会主催で行われた「桜を見る会」前夜祭も、不自然に安い会費など不可解な点が国会で追及されている。後援会主催としながら首相の政治団体などに前夜祭関係の収支の記載がない。公職選挙法違反などの疑念は尽きない。 今年5月、「桜を見る会」問題について国会議員が資料要求をしたその日に、内閣府が招待者名簿をシュレッダーにかけて廃棄したことは、あからさまな隠蔽工作である。公文書を改ざん・隠蔽・廃棄して批判を浴びた森友学園疑惑や加計学園疑惑への反省が全く見られない。 さらに、高齢者への詐欺的な悪徳商法を繰り返し経営破綻した「ジャパンライフ」元会長が招かれたこと、反社会的勢力が出席したことも判明した。「ジャパンライフ」元会長への招待状は、安倍首相らの推薦枠で発送された可能性が極めて高いことが明らかになった。絶対に曖昧にできない問題である。 多くの国民が疑念を持っているにもかかわらず、安倍首相は反省の弁も述べず、真相究明に背を向けている。これでは内閣総理大臣としての資質が疑われる。 多額の税金を使う公的行事の私物化等の疑惑追及は、与野党問わず政治家の責務である。 よって、本市議会は政府に対し、国会の場での資料提出や関係者招致などにより、真相の徹底究明を強く求めるものである。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提案理由。 本案は、内閣総理大臣、その他政府関係機関に対して、標記意見書を提出するものである。 皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。     〔11番 谷岡 隆君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) 次に、発議案第3号、荒原ちえみ議員。登壇願います。     〔2番 荒原ちえみ君 登壇〕 ◆2番(荒原ちえみ君) それでは、発議案第3号を提案いたします。 幕張メッセを「武器見本市」の会場として貸し出さないよう求める意見書について。 上記の議案を別紙のとおり習志野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和元年12月19日。 習志野市議会議長田中真太郎様。 提出者は私、習志野市議会議員荒原ちえみ。賛成者は、敬称を省略させていただきます。習志野市議会議員立崎誠一、同じく央重則、同じく宮内一夫、同じく藤崎ちさこ、同じく谷岡隆、同じく木村孝。以上の皆様です。 次の案文を読み上げ、提案とさせていただきます。 幕張メッセを「武器見本市」の会場として貸し出さないよう求める意見書。 本年6月に幕張メッセで開催された「MAST Asia 2019」に続き、11月には「DSEI Japan 2019」が開催されたが、「武器見本市」の日本での開催は、日本国憲法の理念に反するものである。 「DSEI Japan 2019」は、「日本初の防衛・セキュリティ総合展示会」として、イギリスと日本の民間企業の共同で開催し、その趣旨には「日本と世界の間に新たなビジネスチャンスとパートナーシップを生み出す」とあり、「武器」や「防衛装備」をビジネスとして位置づけている。 展示された「武器」や「防衛装備」により、紛争の当事国同士の緊張関係をつくり出し、海外の罪なき小さな子どもや人々が殺傷されてしまうのは、許されるものではない。 また、平成6年10月に千葉県が決議した「非核平和千葉県宣言」の「戦争という手段によらずに紛争を解決する道を追求する」という理念にも反している。さらに、地方自治法第244条には、県有施設の設置目的として「住民の福祉を増進する」と規定されており、千葉県日本コンベンションセンター国際展示場設置管理条例第2条にも、「本県の産業の振興及び文化の発展を図るとともに、本県の国際化に資する」と明記されている。これに照らしても、「武器見本市」の開催は認められるものではない。千葉県は「武器見本市」の会場として、幕張メッセを貸し出すべきではない。 本市は千葉県に先駆けて昭和57年8月5日に「核兵器廃絶平和都市宣言」で、平和を愛する世界の人々とともに恒久平和を実現することを宣言している。 よって、本市議会は千葉県に対し、幕張メッセを「武器見本市」の会場として貸し出さないよう強く求めるものである。 提案理由。 本案は、千葉県知事に対して、標記意見書を提出するものである。 皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。     〔2番 荒原ちえみ君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) この際、暫時休憩いたします。     午後2時59分休憩-----------------------------------     午後3時20分再開 ○議長(田中真太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。ただいまのところ通告はありません。質疑ありますか。相原和幸議員。 ◆25番(相原和幸君) 発議案の第1号の環境のほうの関連の意見書について質問させていただきます。 案文のほう、見させていただいているんですが、この中身が、確かにニュース等でいろいろ載っている記事ばかりが載っているんですけれども、結局、政府に提案、意見書として出す中で、最後のほうの2行目なんですけれども、脱石炭と再生可能エネルギーの開発・利用による温室効果ガスの削減を強く求めるものですというふうにあります。 求めているのはわかるんですが、これ、政府のほうでもいろいろと国会のほうで突っ込まれていると思うんですが、具体的な数値等が設定されていない等々ある中で、この意見書そのものに余り目標数値もない、何を求めているかがよく見えてこないんですが、その辺、提案者は何を求めているのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(田中真太郎君) 入沢俊行議員。 ◆1番(入沢俊行君) 済みません。あらかじめ通告をいただいていると、資料もなかなか用意もできたんですけれども、ちょっとそういう意味では、済みません、抽象的であるのかなと思いますけども、冒頭……     〔「引っ込めることもできるよ」と呼ぶ者あり〕 ◆1番(入沢俊行君) 暫時休憩いただいて資料を用意して答弁するというわけもいかなそうですので、先ほど冒頭申し上げましたように、日本政府が石炭に頼っていると。国内での削減を図っていくべきなのに、それが、今後もそれをベースロード電源ということに位置づけていくということとあわせて、諸外国に輸出をすると。技術援助という名目なんですけども、行っていくということに対しての姿勢を改めて考え直していただきたいということと、再生可能エネルギーについても、なかなかこの問題はちょっと話が広がっちゃうので、ちょっとこの辺にとどめおきますけれども、日本の取り組みがまだまだ本格的に始まっていないということですので、大きな総枠として石炭、今回のCOPでも大きな課題となりました、再生可能エネルギーを普及をするということを前提とした脱石炭ということを大きな方向として一歩踏み出していただきたいということでの意見書となっております。御納得いただけましたか。 ○議長(田中真太郎君) 相原和幸議員。 ◆25番(相原和幸君) 通告もなかったので、大変な答弁ありがとうございます。 この後は、討論を簡単にさせていただきますので、以上です。 ○議長(田中真太郎君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第1号から発議案第3号までについては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号から発議案第3号までについては、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。ただいまのところ通告はありません。討論ありますか。相原和幸議員。登壇願います。     〔25番 相原和幸君 登壇〕 ◆25番(相原和幸君) 私は、発議案第1号に対する反対の立場で討論をさせていただきます。 今、国際社会、いろいろニュースでも騒がれておりますが、やはり今の時代、日本どうこうという、そして諸外国どうこう、もちろん大事なんですけれども、環境を全体で考える場合、中国の28%の二酸化炭素やアメリカの15%の二酸化炭素の排出量をどう抑えるか、これも日本として大きな責任、これは国際社会での大きな責任だというふうに感じております。その中で、今日本ができること、それはもちろん今、いろいろと話されていると思いますが、私たち市議会の中で調査・研究するための委員会を設置することのほうが、国に意見書を出すことよりも大事だというふうに感じております。 よって、今回は、この意見書に対しては残念ですが反対の立場なんですが、このようなきっかけをもとに、習志野市議会でしっかりと地球の温暖化の防止に向けた取り組みができるような、地球温暖化の防止につながるような、自治体としてできることをしっかりと勉強し、それを国に提出していくほうが私は望ましいという立場で、反対討論とさせていただきます。以上です。     〔25番 相原和幸君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありませんか。ついでだから、平川議員。     〔3番 平川博文君 登壇〕 ◆3番(平川博文君) 今のね、発議案第1号については関心はあります。だけど、内容が私自身の中では理解が十分行き届いていない。だから賛否をする段階にないので、賛成はできません。 それから、第2号の桜を見る会ですが、公的行事に位置づけられているのに、一体どうなのと、要するに、これが、桜を見る会の件が政争の対象になっていると。政府・自民党とその他の政党の皆さんの政争の対象になっている。まだ十分国民の理解を得られていないという報道があります、報道では。だけど、この業界にいると、どうしてもサービスをしたくなるんだね、後援会だとか有権者に。そういううらみがありますよ、サービスをしたくなるという。だけど、それを税金でやっちゃしょうがないよね。気持ちはわかるけれども、税金でやっちゃしょうがない。 政府・自民党のみならず、人間は失敗する生物だから。失敗しないのはテレビの中の主人公みたいな人だけであって、人間はもともと失敗を重ねる生物だから、そこから多くを学ぶわけですよ。 大事なところは、政府・自民党は、この件について謙虚に、深く反省の態度を示しながら、今後、桜を見る会は自腹で、自腹で日本国の桜を楽しむべきだろうと、こう思いますよ。 国会というところが本来の政治家の仕事である政策論争の議論に向かうことを期待して、残念ながら、この意見書には反対します。やっぱり改めるところは改めるけどもね。この発議には反対します。以上。     〔3番 平川博文君 降壇〕 ○議長(田中真太郎君) ほかに討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 討論なしと認めます。これにて討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 採決は電子採決システムにより行います。 まず、発議案第1号脱石炭と再生可能エネルギーの開発・利用による温室効果ガスの削減を求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第1号は否決されました。 次に、発議案第2号「桜を見る会」の私物化等の疑惑の徹底究明を求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第2号は否決されました。 次に、発議案第3号幕張メッセを「武器見本市」の会場として貸し出さないように求める意見書についてを採決いたします。本案を原案のとおり決することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。     〔私語する者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 退席しちゃってください。     〔「退席のボタンというのはないのかね」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中真太郎君) 倒すのが退席ですけど。     〔賛成者ボタン押下〕 ○議長(田中真太郎君) 集計いたします。 賛成少数であります。よって、発議案第3号は否決されました。 これにて本議会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。----------------------------------- △市長挨拶 ○議長(田中真太郎君) この際、市長から挨拶したい旨の申し出がありますので、これを許します。宮本泰介市長。登壇願います。     〔市長 宮本泰介君 登壇〕 ◎市長(宮本泰介君) 議長のお許しをいただきまして、令和元年習志野市議会第4回定例会の閉会に当たりまして御挨拶を申し上げます。 本定例会の初日に提案させていただきました計19件の議案につきまして、いずれも原案のとおり御承認を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。議員の皆様から頂戴いたしました御意見等につきましては、慎重に検討いたしまして、今後の市政運営に生かしてまいります。 早いもので、平成31年から始まり令和元年となりました本年も、残すところ10日余りとなりました。ことしを振り返りますと、習志野高校野球部と吹奏楽部等応援団の選抜甲子園での大活躍から始まりまして、その後、4月には県議会議員選挙、市議会議員選挙、そして市長選挙、そして7月には参議院選挙がありまして、その後、8月に再び習志野高校が夏の甲子園に出場するというようなことがありました。 一方で、9月、10月には相次いで台風・大雨の被害があり、本市として初めて市内全域に避難勧告を発令するなど、未曽有の状況に対応いたしました。 施策の面では、3月に新たな消防拠点として谷津奏の杜出張所が、4月には新しい給食センターが開設され、6月末までには市内全幼稚園・小学校・中学校の普通教室へエアコンが設置されました。 そして10月には、本市を含む四市複合事務組合による斎場、しおかぜホール茜浜が開業、そして11月には、大久保地区公共施設再生事業の成果であるプラッツ習志野がオープンするなど、将来を見据えた各施設が始動し、公共施設の老朽化対策を初め、本市の未来を開くさまざまな施策が大きく前進した年となりました。 ことしもさまざまなことがありましたが、これら全てに関係していただいた皆様に深く敬意を表し、感謝申し上げます。 さて、来年ではございますが、既に活躍が期待されていることにつきまして少々御案内申し上げますと、まず、1月5日から東京で開催されます全日本バレーボール高等学校選手権大会、通称春高バレーにつきまして、習志野高校男子バレーボール部が12年連続の36回目の出場を果たすと、こういうことから始まりまして、1月12日からは大相撲の初場所が始まります。阿武松部屋、幕内阿武咲関を初めとした各力士たちが挑みます。 そして、1月20日なんですけども、これ、イオン幕張新都心で開催されますスケートボードの全国大会の一つ、フレークカップチャンピオンシップ2020に、津田沼小学校4年生の渡辺音さんが出場いたします。 そして、3月19日から愛媛県で開催されます全国高等学校女子ソフトボール選抜大会には、習志野高校女子ソフトボール部が出場いたします。 そして、3月21日からは、第11回文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会が行われますが、ここに第一中学校の野球部が出場いたします。なお、この第一中学校の野球部には、ことし8月に中国で開催されましたBFAU15アジア野球選手権大会のキャプテンを務めて、そして優勝メンバーとなりました小林洸貴さんが、この中にメンバーとして所属しております。 また、今月7日にIBF国際ボクシング連盟スーパーバンタム級暫定王座決定戦というのが行われまして、これに勝利いたしました習志野高校出身の岩佐亮佑選手がプロボクサーとして再び世界チャンピオンに復帰したということでございまして、今、暫定王座ということでございまして、早々に正式な王座、チャンピオン戦に挑むと、こういうことでございます。 このように、来年もたくさんのいろいろな活躍が期待されているところでございますが、我が市といたしまして、「未来のために~みんながやさしさでつながるまち~習志野」の実現を目指し、市議会の皆様とともに歩んでまいります。 議員の皆様におかれましては、年末年始、お体に十分お気をつけいただき、健やかに新年を迎えられますよう、心から御祈念を申し上げる次第でございます。 以上をもちまして、令和元年第4回定例会の閉会の御挨拶とさせていただきます。本年も1年間、まことにありがとうございました。     〔市長 宮本泰介君 降壇〕----------------------------------- △閉会 ○議長(田中真太郎君) これをもちまして、令和元年習志野市議会第4回定例会を閉会いたします。     午後3時38分閉会地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              宮内一夫              中山恭順              田中真太郎...